

TEG3(東大式エゴグラム3)は、自分の性格やコミュニケーションの傾向を客観的に見つめ直し、自己分析・自己理解から自己変容へとつなげるための心理検査です。
“自分を知って、自分を変える”という視点から、「どうしてこんな言い方をしてしまうのか」「どうしてコミュニケーションが上手くいかないのか」といった疑問への気づきを促し、TEG3と交流分析を通じて解決のヒントを見つけるお手伝いをします。
当院ではTEG3を通じて自我状態を客観的に把握し、心の成長と変容をサポートしています。

TEG3は5つの自我状態(CP・NP・A・FC・AC)を評価し、性格特性や行動パターンを推測するための心理検査です。結果はグラフ化され、CP・NP・A・FC・ACそれぞれのエネルギー量やバランスを視覚的に把握することができます。各自我状態の偏りや特徴を知ることで、自己理解を深める手がかりになります。
ただし、この検査だけでパーソナリティ障害などの診断ができるわけではなく、心理検査は医師の診断の補助として使用します。検査結果から読み取れるのはご自身の自我状態の理解までとなり、交流分析の詳細なフィードバックをご希望の場合はカウンセリングで対応いたします。TEG3で自我状態を把握し、そのプロフィールを活用して自己分析を深めることが、自己変容への第一歩となります。
以下のような悩みをお持ちの方はTEG3の受検をご検討ください。
✅ 自分の性格がどんなものか検査で知りたい
5つの自我状態のエネルギーバランスを数値化して、あなたの性格特性を明らかにします。
✅ 自分の性格を変えたい
エゴグラムの結果を踏まえ、どの自我状態を伸ばすと良いかを知ることができます。
✅ 日常生活・職業生活をより良いものにしたい
自我のバランスを整えることで行動パターンを改善し、生活の質向上に繋がります。
✅ コミュニケーションが上手くいかない
上司や部下、同僚、家族とのコミュニケーションの困りごとを見つめ直します。
✅ 人間関係が構築できない
自分と他人の傾向を理解することで対人関係の改善を図ります。
✅ 夫婦・親子間で喧嘩になってしまう
交流分析の視点からすれ違いの原因を探り、関係性改善のヒントを得られます。
👉 他の医療機関に通院中の方でも検査を受けていただけます。検査結果は書類でお渡ししますので、通院先の先生にお渡しください。
| 曜 日 | 午前 | 午後 | 心理士 |
|---|---|---|---|
| 月曜日 | 10:00–13:00 | 14:00–19:00 | 渡辺 昭彦 |
| 火曜日 | 10:00–13:00 | 14:00–19:00 | 森本 克明 |
| 水曜日 | 10:00–13:00 | 14:00–19:00 | 渡辺 昭彦 |
| 木曜日 | 10:00–13:00 | 14:00–19:00 | 渡辺 昭彦 |
| 金曜日 | 10:00–13:00 | 14:00–16:00 | 市毛 里美 |
| 土曜日 | 9:00–13:00 | 14:00–18:00 | 渡辺 昭彦 |
| 日曜日 | 9:00–13:00 | 14:00–18:00 | 渡辺 昭彦 笈川 邦枝 |
| TEG3 + 結果説明 | 50分 | 税込み8,800円 |
| 交流分析(カウンセリング) | 50分 | 税込み8,800円 |
当院の検査は会員登録制です。以下のページから新規会員登録を行ってください。
メールでの登録をご希望の方は kclinic@star7.jp 宛に空メールを送信してください(面接前日午後6時まで)。
会員登録時にご自身で設定されたログインIDとパスワードでログインしてご予約ください。ID・PWをお忘れの場合や予約の確認・変更・キャンセルも下記ページから行えます。
心理士が面接終了時に直接予約をお取りすることも可能です。予約は初回を含めて面接前日午後6時まで可能です。
当日予約が取れる場合がございます。お電話でお問い合わせ下さい。
044-733-9510
受付時間は心のクリニック武蔵小杉の開院時間に準じます。
心のクリニック・カウンセリングルームまで。
スムーズな心理検査開始のため、下記ボタンより問診票をダウンロードし、印刷・記入してお持ちください。
問診票をお持ちでない方は、当院カウンセリングルームのドアにございます『問診票』にご記入の上、待合室でお待ち下さい。時間になりましたら担当心理士がお呼び致します。
交流分析とは、コミュニケーションや人間関係の傾向を理解する事で、対人関係の問題を解消し、トラブルを回避する為の心理療法の事です。人と関わる時の思考や行動の癖、傾向を「自我状態」と定義し、自分の性格傾向を把握します。また、自分自身と他人に対する態度の傾向を「人生態度」と定義し、自身のタイプを知る事でコミュニケーションの改善を図ります。
メンタルヘルスや学校教育の他、ビジネスシーンでも活用されています。ビジネスシーンにおいては、対人スキルを向上させる取り組みの一環として活用され、接客やクレーム対応にも用いられます。さらには、スタッフ同士のコミュニケーションの活性化や、リーダースキル向上の研修にも用いられます。特にマネージメント職の方は、交流分析についての理解を深める事は大切です。自身の性格傾向を理解する事はもちろん、部下の性格傾向を把握できる事は、マネージメントにおいて大きな助けになります。TEG3を実践したり、自身の「人生態度」について検討する事で、自身のコミュニケーションのタイプを理解する事ができます。それによりコミュニケーショントラブルの原因が把握でき、注意すべき点が分かるかもしれません。また、相手のコミュニケーションのタイプも認識する事が出来れば、接し方を変える事で無益な衝突を回避出来ます。
人間は生まれた時から愛情の溢れた関わりや日常の触れ合いを持ちます。このような関わりを「ストローク」と言います。その過程の中で自然と「私はOK、あなたもOK」という人生の基本的な構え方を学びます。「OK」とは、「ここに存在して良い」という自己肯定・協調共存の感情であり、「明日に向かって生きていく」という自信の基になるものです。一方で、幼少期に親から否定的なストロークや無視など受けた結果、「わたしはOKではない、あなたもOKではない」という人生の構え方になり、人生や社会生活に対する空虚感や虚無感に苛まれてしまいます。この様な「人生に対する基本的な姿勢」を「人生態度」と言います。
愛情の溢れた関わりや日常の触れ合いなど、ストロークは「あなたという存在を認めているよ」という存在認知のメッセージで、人格を形成する大事な要素となります。人は生まれた時から亡くなるまで、ストロークを求めます。求めるストロークの内容は、スキンシップを介した身体的ストロークから、成長に応じて笑顔や気遣いなどの精神的なストロークに移行していきます。また、ストロークには肯定的な「ポジティブストローク」と、否定的な「ネガティブストローク」の2種類があります。安定したコミュニケーションを取る上で「ポジティブストローク」は非常に重要ですが、「ネガティブストローク」を避けなければならないわけではありません。交流分析ではストロークの交換が無い事を「無視・無関心(ノーストローク)」として、これこそ避けるべきとされます。たとえ「ネガティブストローク」であっても、無いよりはあった方が良いと捉えます。どのような人間関係を構築したいのか、どう人生を描きたいのかは、自分が決める事が出来ます。自分のストロークの授受の方法を意識すれば人間関係も変える事が可能です。「貴方を信頼しているよ」等、「ポジティブストローク」で相手の存在を肯定しましょう。「ネガティブストローク」であっても、「同じミスは繰り返さないよう気をつけてね」等、相手の行動に対する条件付けを明確にした上で指導的・教育的に伝えましょう。ストロークの送り方をコントロールする事で、周囲からも同様のストロークが増えていきます。ストロークにはブーメラン効果があり、「ポジティブストローク」を送ると「ポジティブストローク」が帰ってくる傾向があります。「ネガティブストローク」も同様です。家庭でも職場でも、「私はOK、あなたもOK」という協調的な相互信頼の関係が築かれる事で、自己実現を可能にします。自分のありたい方向に人生の舵を切る事が出来るのは、他ならぬ貴方自身です。
人はストロークを求める生き物です。ストロークが無い状況を避ける為に生活時間をあれこれしようと行動します。ストロークの密度を規定し、生活時間をどのような割合で過ごしているかを測定する事を「時間の構造化」と言います。どんな構造化の方法を好んで用いるかは、その人がこれまでどんな環境で育って来たかで変わります。「時間の構造化」には6つの分類があるとされています。ご自身の生活時間のうち、どの程度の時間を①~⑥に費やしているか検討してみましょう。
数字が大きくなるとストロークの密度が上がります。しかしながら①がダメで⑥が良いという事ではありません。生活時間の費やしている比率を変容させ、バランス良くしていく事で生活の質が向上していきます。
交流分析では、「人生に対する基本的な姿勢」を「人生態度」として4つに分類します。自分がどのタイプか把握して、相手のタイプを理解する事で接し方をコントロールできるようになります。
構造分析は、人と関わるときの思考の癖を「自我状態」として分類し、P・A・Cの3種類に分けて考えます。
この3つの自我状態のどの部分が強く出るかで、性格・人格が形成されると考えられます。
P・A・Cの自我状態モデルを用いて、会話の「やり取り」を分析する手法です。両者で交わされるメッセージがどの自我状態から発せられ、どの自我状態で受け取られたのかを分析します。分析により、どのパターンで問題が生じるのか理解でき、感情の行き違いが発生しやすい「やりとり」を排除できるようになります。やり取りの基本的なパターンには次の3つがあります。
i) 相補的交流
「やり取り」が往復し、お互いが求めている反応が素直に返ってくる交流で、理想的なものとされます。
【例】部下(A)⇒上司(A)、上司(A)⇒部下(A)
部下「明日の会議は10時から開始予定でよろしいですか?」
上司「来客の予定あるので13時からに変更をお願いします。」
【例】上司(P)⇒部下(C)、部下(C)⇒上司(P)
上司「忙しそうだね?手伝ってあげようか?」
部下「猫の手も借りたいくらいでして。ありがとうございます。」
ii) 交差的交流
求めている反応とは異なった反応が返ってくる交流で、欲求不満やイライラの原因となります。
【例】上司(P)⇒部下(C)、部下(P)⇒上司(C)
上司「何故こんな簡単な事でミスをするんだ。しっかり見直しなさい。」
部下「あなたも同じ様な間違いをするでしょう。自分も気をつけるようにして下さい。」
【例】部下(A)⇒上司(A)、上司(P)⇒部下(C)
部下「シフトの事で相談があります。連勤の日数が多くて減らせないでしょうか。」
上司「これ以上減らす事はできないね。」
iii) 裏面的交流(仮面的交流)
表面的な建前と本音が異なるやり取りです。表と裏のメッセージが同時に発信されるため、社交辞令のように見えつつ実際には相手をコントロールしようとする意図が含まれている場合があります。
【例】子供(A)⇒母(A)、母の発話(A)⇒子供(A) + 母の本音(P)⇒子供(C)
子供「今日は友達とご飯食べるから、夜ご飯は要らないわ。」
母の発話「わかったわ。」
母の本音「(遅くなったらいけませんよ)」
【例】部下の発話(A)⇒上司(A) + 部下の本音(C)⇒上司(P)、上司(A)⇒部下(A)
部下の発話「今日はまだ残業ありますかね。」
部下の本音「(早く帰りたいのですが)」
上司「今日は、もう残業無いですよ。」
上手くいかないコミュニケーションの多くは交差的交流と裏面的交流です。そうなりそうなときは、A⇒Aで返答を試み、それでも妥当な回答が難しいときは「検討致します」「調べて折り返しご連絡致します」などC⇒Pで返答してその場をやり過ごしましょう。その後、時間を置いて相補的交流を再度試みることが勧められます。
何度も繰り返して不快な気分で終わるやり取りを「ゲーム」と定義します。ゲーム分析では、このようなやり取りのパターンを把握し、避けることで人間関係の改善を図ります。ゲームを仕掛ける側も仕掛けられる側も多くの場合無意識であり、後味の悪さを「ラケット感情」と呼びます。代表的なゲームには次のようなものがあります。
i) 「はい、でも」のゲーム (yes,but)
AがBに相談を持ちかけられ、Bへ対策案を提案するもBは全て「はい、でも、、」と返答して納得しません。 Aはうんざりとした無力感に囚われます。 Bは「無力感を味あわせている」という自覚は無いので、無意識の内に何度も繰り返してしまいます。
ii) 「値引き」のゲーム (discount)
AがBに助言すると、Bは「〜だからできません」と自分を卑下します。それによりAから「そんな事ないよ。あなたなら出来るよ」という肯定的な言葉を引き出します。自分を卑下することで「そんな事ないよ」と言ってもらえる無意識の期待があります。
iii) 「大騒ぎ」のゲーム
自分の不幸や苦痛を大袈裟にアピールし、社会的責任を逃れたり他人の関心や同情を集めようとするやり取りです。自身をアピールするばかりで具体的な問題解決に向かおうとしません。
iv) 「責任転嫁」のゲーム
自分の行動やミスに対する責任を取らず、何か問題が起きるとそれらを全て他人や環境のせいにします。現実的な解決を目指さず、感情的に責め立てるだけです。
人がゲームをする理由は、幼少期の親子関係やストロークの経験に由来すると言われています。親からのストロークが不足していた場合、子供はネガティブストロークでも良いから求めようとし、戦略を練ってストロークを引き出す一連の行動が「ゲーム」となります。
脚本分析では、幼少期における親からのストロークを基に無意識に描いた「人生脚本」を明らかにし、それに従った行動パターンを自覚します。人生脚本は6歳くらいまでに書き終えていると言われ、次の4種類に分類されます。
i) 成功者の人生脚本
親から多くのポジティブストロークを受け、「自分の望みを叶えていこう」「自分を大切にしよう」と自己肯定感が高く、夢や希望を叶え続けようとする理想的な脚本です。
ii) 平凡な人生脚本
親からのポジティブストロークはある程度あったが挑戦のリスクも経験し、「平凡でok」「目立たなくてもok」と一般的な状態を維持しようとする脚本です。
iii) 敗者の人生脚本
親からネガティブストロークを多く受け、「自分は許されない」「自分はダメな人間だ」と自己否定的に捉えたり、失敗を他人の責任にしたり、言い訳が多くなる脚本です。
iv) 破滅型の人生脚本
虐待や無視など親からのネガティブストロークばかり受け、「自分なんていない方がよい」「自分には価値がない」「成功しなければ意味がない」と自分を粗末にしてしまう脚本です。
不適切な人生脚本は幼児期に受けたストロークを基にした「12の禁止令」と「5つのドライバー(拮抗禁止令)」から構成されます。これらの禁止令とドライバーを理解し、再決断して書き換えることで本来の自分の力を発揮できるようになります。
幼少期に形成される「〜してはいけない」という無意識のメッセージで、自分の行動や感情を制限してしまうものを指します。以下に代表的な12種類の禁止令を紹介します。
i) 健康であってはいけない
普段は構ってくれない親が病気の時だけ優しくしてくれる経験が多いと「病気の時は愛された、健康であってはいけない」と健康であることを禁止してしまいます。健康に関心が乏しく暴飲暴食、偏食、過度な飲酒や喫煙等を行いやすくなります。
ii) 考えてはいけない
「黙って従いなさい」「私たちに任せなさい」と親に自分の考えを否定され続けると、何事も受動的で能動的に活動することが難しくなります。引きこもりがちで、何をすれば良いか分からずパニックになりやすいです。
iii) 成功してはいけない
「何も出来ない」「お前には無理だ」と努力を認めない親から育てられると、何かをすることに端から関心が乏しくなります。
iv) 存在してはいけない
虐待や育児放棄などで存在を否定されると、人生や社会に絶望感を抱き「自分は存在してはいけない」と考えてしまいます。
v) 成長してはいけない
「大変だからやらなくていい」など過保護に育てられると、「子供のままでいた方が愛される」と依存的になりやすくなります。
vi) 重要であってはいけない
親が無関心でネグレクトされたりすると、責任ある立場や注目を浴びることを避けるようになります。
vii) 感情を感じてはいけない
「泣くな」「我慢しなさい」と感情を抑圧されると、感情を表現してはいけないと考え、表情が乏しく言動も少なくなります。
viii) 実行してはいけない
「それはしてはいけない」と自由を制限されると、何かをするには誰かの許可が必要だと思い込み、自主的に行動できなくなります。
ix) 所属してはいけない
「あの子と仲良くしちゃダメ」と親が子供の人間関係に過干渉だと、親密な人間関係の構築を避けるようになります。
x) 子供であってはいけない
「お兄ちゃんなんだから」と子供らしい振る舞いを禁じられると、自分の気持ちを抑え、他人の世話ばかり焼くようになります。
xi) 愛してはいけない・信用してはいけない
親に拒絶された経験があると、「自分は受け入れてもらえない」と思い込み、人を信頼できず、対人関係の距離感が分からなくなります。
xii) 男であってはいけない・女であってはいけない
親から「本当は女(男)の子が良かった」など性別や容姿に不満を言われると、自分の性別や外見に劣等感を抱き、自信を失いがちになります。
親から受けた「〜しなさい!」という強迫的なメッセージで、無意識のうちに自分へ過剰な義務や期待を課してしまうものを指します。以下に代表的な5種類のドライバーを紹介します。
i) 完璧でありなさい
「しっかりしなさい」「ちゃんとやりなさい」と厳しく躾けられると、「失敗は許されない」「完璧でないといけない」と無意識に思い込み、自分にも他人にも完璧を求めてしまいます。
ii) もっと努力しなさい
親から「もっと頑張りなさい」と求められると、「休んではいけない」「限界まで頑張らないといけない」と無意識に思い込み、助けを求めたり休養を取ることができなくなります。
iii) 人を喜ばせなさい
「周りの人の為に尽くしなさい」「笑顔でいなさい」と奉仕を求められると、「他人が喜ばないと自分には価値がない」と思い込み、余計なお世話を押し付けてしまうようになります。
iv) 急ぎなさい
「もっと急いで」「早くしなさい」と急かされ続けると、落ち着いて物事に取り組むことができず、何事も中途半端になりがちです。
v) 強くありなさい
「我慢しなさい」「もっと強くなれ」と弱音を否定されると、「自分が弱いからいけない」と自己否定したり、弱音を吐けずに助けを求められなくなります。
不適切な人生脚本を持っている場合は、幼少期の決断をやり直して適切な人生脚本に書き換える再決断が大切です。禁止令とドライバーの存在に気付き、削除していくことで本来の力を発揮できるようになります。
カウンセリングルーム武蔵小杉では、交流分析に基づくカウンセリングを行い、皆様がより良い生活となるようお手伝いいたします。
交流分析における4つの基本分析のうち、構造分析を応用した性格診断に「エゴグラム」というものがあります。日本で最も活用されているエゴグラムが、東京大学により開発された東大式エゴグラムです。53の質問に対し「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3択で回答していき、構造分析における自我状態(P・A・C)をさらに細分化した5つの自我状態で表します。質問に答えることで、自身の自我状態の高い部分と低い部分を把握し、性格やコミュニケーションの傾向を掴む事が出来ます。
5つの自我状態について以下に記載致しました。
① CP(Critical Parent):批判的な親
責任感の強さや厳格さを表現する自我です。適度な値であれば「責任感がある」と評価されます。低すぎると「怠惰」、高すぎると「批判的で厳しい」性格と考えられます。
② NP(Nurturing Parent):養育的な親
寛容さや優しさを表現する自我です。適度な値であれば「寛容である」と評価されます。低すぎると「冷たい人」、高すぎると「世話好き」な性格と考えられます。
③ A(Adult):大人
合理性や冷静沈着さを表現する自我です。適度な値であれば「合理的、現実的、安定感がある」と評価されます。低すぎると「非合理的な人」、高すぎると「計算高い、ずる賢い」性格と考えられます。
④ FC(Free Child):自由な子供
感情をストレートに表現したり、自由奔放さを表現する自我です。適度な値であれば「明るい」「ユーモア」と評価されます。低すぎると「閉鎖的で暗い人」、高すぎると「自由奔放」「わがまま」な性格と考えられます。
⑤ AC(Adapted Child):順応した子供
協調性を表現する自我です。適度な値であれば「節度がある」と評価されます。低すぎると「空気を読まない」「マイペース」、高すぎると「我慢のしすぎで不満を溜め込みやすい」性格と考えられます。
■エゴグラムから分かる事
⇒ エゴグラムの特徴を掴む事で、自身の性格やコミュニケーションの傾向を理解し、変容する事が出来ます。
■エゴグラムでは分からない事
エゴグラムによる診断で、自我状態の値はエネルギーの総量を示します。つまり高い値を示す項目が多い程、エネルギーで溢れている状態となります。また、それぞれの自我状態を単体で判断せず、全体のバランスを見て判断します。自我状態の改善を図る際は高い自我を下げるのではなく、低い自我を上げる事を考えた方が良いとされています。
幼少期はCPやNPが低値でFCやACが高値な為、右上がりのグラフになります。年齢を重ねるとCPやNPが高くなりFCやACが低くなります。一般的に、日本人ではNPが最も高い「への字型」が最も多く、かつ理想的とされています。欧米ではAが最も高い「山型」が最も多くかつ理想的であるとされています。
① CP(Critical Parent):批判的な親の要素を上げるには
体調管理、お金の管理、時間の管理など自己管理を意識して行いましょう。責任感を持ち行動する事や、自分の意見をしっかり相手に伝える事も良いです。また、感情に流されず、目的本位の行動をとる事も大切です。
② NP(Nurturing Parent):養育的な親の要素を上げるには
相手の良いところを見つけ、能力や成果、性格を積極的に認めましょう。批判するのではなく、まずは褒めたりフォローするようにすると良いです。さらに、相手への共感を「私もそういう風に思う。あなたの考えに共感した。」といった言葉で伝える事が大切です。
③ A(Adult):大人の要素を上げるには
物事を明確に具体的にする、事実・状況を客観的に見る事が大切です。また、長期的視点で全体を俯瞰し、自分の行動がどんな結果(損得)につながるかを予測する事も良いでしょう。
④ FC(Free Child):自由な子供の要素を上げるには
楽しそうな事や面白そうな事に積極的に参加したり、頭で考えすぎずに感覚・感情で感じる事が大切です。「これが好き。あれをやりたい。」のようにストレートに感情表現をすると良いです。
⑤ AC(Adapted Child):順応した子供の要素を上げるには
聞き手に回って相槌を打ったり、相手がどう感じたかを確かめてみましょう。少し遠慮や妥協してみる事も良いです。自分の意見に拘りすぎず相手の意見を受け入れたり、人に頼る事も大切です。
⑥ 妥当性尺度(L)
妥当性尺度が4点以上の場合、この検査結果の信頼性が乏しいと考えられます。
⑦ 疑問尺度(Q)
疑問尺度が44点以上の場合、この検査結果の信頼性が乏しいと考えられます。
『交流分析』をご希望の方はカウンセリングルーム武蔵小杉で『カウンセリング』をご予約下さい