

夜に眠れない状態は、睡眠に必要なリズムが乱れているサインです。
不安やストレス、不規則な生活、寝室環境などさまざまな要因が重なり、脳が休息モードに入りにくくなります。
ポイント
ここでは、眠れない原因と改善方法について解説し、症状が続く場合は早めの受診が大切であることをお伝えします。
カフェインには覚醒作用があり、研究レビューでは夕方以降の摂取が総睡眠時間を約45分短縮し、睡眠効率を7%低下させると報告されています。夕方以降のコーヒーやエナジードリンク、濃いお茶の飲用は控えましょう。
また日中に長時間の昼寝や運動不足が続くと、夜に十分な眠気が起こりません。特に朝日を浴びない生活では、睡眠ホルモンであるメラトニンの元となるセロトニンの生成が不足し、夜にメラトニンが十分に分泌されないと言われています。起床後に日光を浴びる習慣をつけることが、夜の眠気を促す体内リズム作りに役立ちます。
寝室の温度・音・光も睡眠に影響します。夜間は外の騒音や光を遮断し、室温は夏は22〜25℃程度、冬は16〜19℃程度を目安に快適に保ちましょう。
また寝る直前の大量の食事や飲水は、消化活動や夜間のトイレ覚醒を増やし睡眠を阻害します。食事は就寝数時間前までに済ませ、寝る1〜2時間前は水分摂取を控えると良いでしょう。
生活環境の工夫やセルフケアをしても眠れない状態が続く場合、睡眠障害やうつ病・不安障害などの精神疾患が隠れていることがあります。
夜眠れないだけでなく、気分の落ち込みや食欲の変化、日中の倦怠感がある場合は、早めに専門医へ相談してください。
当院でのサポート
睡眠のお悩みや心の不調に対して専門医とカウンセラーが丁寧に対応し、根本原因に応じた治療を行います。
一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。睡眠の悩みは「そのうち良くなる」と我慢してしまいがちですが、原因を整理することで改善の糸口が見つかることがあります。受診では症状の出方や生活リズム、ストレス状況などを確認し、必要に応じて治療やセルフケアの方針を一緒に検討します。