

何もしていないのに胸がドキドキしたり、心臓の鼓動が強く感じられると、不安になるものです。
ポイント
動悸は運動や緊張の時にも起こりますが、日常生活の中で頻繁に続く場合は注意が必要です。
動悸の症状には、脈が速い、鼓動が大きい、脈が不規則など、いくつかのタイプがあり、なかには内科的な疾患が隠れていることもあります。
睡眠不足やストレス、カフェイン・アルコールの過剰摂取など、生活習慣が原因になることも知られています。
心臓や甲状腺の病気、貧血などで動悸が起こることもありますが、検査で異常が見つからないのに動悸が続く場合は、ストレスや心理的な負担による心因性の動悸が疑われます。
特にパニック障害や不安障害、自律神経失調症、うつ病などの精神疾患では、動悸が症状の一つとして現れることがあります。ストレスを感じた後や、夜間・一人の時に強くなる場合は、心理的な要因が関係していると考えられます。
動悸を感じたときの対処
動悸が頻繁に起こる場合は、起きた時間帯や脈の状態をメモしておくと、医療機関の診察で役立ちます。
日頃から規則正しい睡眠と食事、適度な運動を心がけ、カフェインやアルコールの摂取を控えることが予防につながります。
仕事や家事で忙しい時こそ、リラックスできる時間を意識的に作りましょう。深呼吸や入浴などで、自律神経を整えることが大切です。
つらさを抱え込まないために
動悸が気になって仕事や学業、日常生活に支障をきたすようであれば、一人で抱え込まず、信頼できる家族や友人に気持ちを話してみましょう。心配事を共有するだけでも不安が軽くなることがあります。
検査で身体の異常が見つからない場合は、心療内科や精神科の受診を検討してください。
パニック障害や不安障害などの精神疾患では、認知行動療法や薬物療法が効果的とされており、症状の原因となっているストレスへの対処法を身につけることが大切です。
過度な不安や動悸に悩んでいる方は、専門家のサポートを受けることで早期回復が期待できます。
当院でできること
検査で異常がないにも関わらず動悸が続く方や、ストレスが原因と思われる動悸にお悩みの方に対し、精神科専門医がカウンセリングを行い、一人ひとりの状態に合わせた治療を提供しています。
薬物療法や心理療法、生活習慣の見直しなどを組み合わせ、心と体の両面からサポートします。
動悸の症状が続いていると、また起きたらどうしよう、このまま治らないのではと不安になることがあるでしょう。
しかし、動悸はこころと身体の両方の状態を知らせる大切なサインです。ご自身の心身の状態を客観的に見つめ、必要に応じて専門家に相談することで、安心して日常生活を送れるようになります。気になる症状が続く場合は、お気軽に当院へご相談ください。