

公共交通機関を利用しようとすると心臓がドキドキしたり、手汗が出たり、急に息苦しくなる…そんな経験はありませんか?新幹線や飛行機、電車に乗ろうとするたびに強い恐怖や不安を感じてしまう状態は、決して「気のせい」や「気合不足」ではありません。
ポイント
専門的には特定の乗り物に対する恐怖症(specific phobia)や広場恐怖症と呼ばれ、適切な理解と対処が必要になります。ここでは乗り物が怖いと感じる主な原因と症状、関連する病気、セルフケアの方法、受診の目安をまとめました。
乗り物への恐怖を長期間放置すると、仕事や日常生活に支障が出ることがあります。出張や旅行を避けるために人間関係が希薄になったり、避けられない出張に対して極度のストレスを抱えたりすることもあります。
ポイント
恐怖に対してアルコールや薬で対処しようとしても、短期的には楽に感じるものの、かえって恐怖を維持してしまうことがあると指摘されています。慢性的な回避は生活範囲をどんどん狭めてしまうため、早めに専門家に相談することが重要です。
Verywell Mindでも、マインドフルな呼吸や瞑想、イメージ法が恐怖を軽減するセルフヘルプの方法として紹介されています。
乗り物への恐怖が強く、日常生活に支障が出ている場合は、心療内科や精神科での治療を検討しましょう。
ポイント
Verywell Mindは、認知行動療法(CBT)や暴露療法(段階的に恐怖の対象に触れていく方法)が有効であり、恐怖症は適切な治療によって改善しやすいと報告しています。
治療では、不安を引き起こす思考の癖を修正し、乗り物に乗る練習を段階的に行います。
必要に応じて抗不安薬や抗うつ薬を併用することもありますが、医師と相談して安全に使用することが大切です。
次のような状況がある場合は、ひとりで抱え込まず早めに受診することをおすすめします。
受診を検討する目安
当院では、患者さまの状態や背景に合わせた丁寧な診療を心がけています。症状の程度や生活環境に応じて、対面での相談や治療プランをご提案します。
新幹線や飛行機、電車が怖くてお困りの方は、一人で抱え込まずにぜひご相談ください。