

大切な試験やプレゼン前に緊張したり、誰かに叱られた直後に不安を感じたりするのは自然な反応です。しかし理由もなく胸がざわざわしたり、心配が止まらず眠れない状態が長く続くときは注意が必要です。こうした持続的な不安の背景には、全般性不安障害・パニック障害・社会不安障害・強迫性障害などが隠れていることがあります。
ポイント
数週間以上続く心身の不調や日常生活への支障は、心の健康が揺らいでいるサインと捉え、早めに専門家に相談することが大切です。
パニック障害では突然、動悸・息苦しさ・めまいなどを伴う強い不安発作が起こります。
社会不安障害は人前で恥をかくのが怖くなり、電車やバス、人混みを避けるようになる病気です。
強迫性障害では自分でも不合理と感じつつ確認行為や手洗いがやめられず、全般性不安障害では仕事や健康、人間関係などあらゆることが気になって眠れない状態が半年以上続きます。
上記のような症状に心当たりがあれば、一度ご相談ください。
深い呼吸と瞑想も効果的です。腹式呼吸で長く息を吐くことで副交感神経が刺激されリラックス感が高まり、血中のセロトニン濃度が上がるとの報告があります。瞑想やマインドフルネスを取り入れると、不安な思考にとらわれず「今ここ」に意識を戻す練習になり、気持ちが落ち着きやすくなります。あまり難しく考えず、寝る前にゆっくり3分間呼吸に集中するところから始めてみましょう。
生活習慣を整えても不安や緊張が改善しない場合や、ちょっとしたきっかけで強い動悸や息苦しさが起こる場合は、心療内科や精神科を受診しましょう。
受診でできること
医師による診察では、不安症や適応障害、抑うつ状態などの可能性を検討したうえで、薬物療法やカウンセリング、休職の手続きなど適切なサポートを受けることができます。
全般性不安障害の診断では、過度な心配が6カ月以上続き、生活に支障をきたしているかどうかが判断基準となります。
自己判断で放置すると症状が長期化することもあるため、早めの相談が大切です。
当院でのサポート
精神科医や臨床心理士が患者様お一人おひとりの状態に合わせた治療やカウンセリングを行っています。
生活や職場の事情に関するご相談も受け付けておりますので、些細なことでも構いません。強い不安や緊張に悩まれている方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。