

もしかしたら発達障害かもしれないと感じていても、
精神科・心療内科に通院したくない、
精神科・心療内科に通院する時間がない、
近くに精神科・心療内科がないという方に向けて、
ご自宅で進められる発達障害スクリーニング検査をご用意しています。
もちろん当院に通院中の方でも、受けて頂いて構いません。
当ページでの受付対象は18歳以上です。
このサービスは、発達障害の診断を確定するものではなく、 ASD・ADHDの傾向を把握するためのスクリーニング検査です。 気になる特性の有無や強さを整理し、今後の受診や相談につなげるための 参考資料としてご活用いただけます。
対象者は、 日本に住んでいる方、 母語が日本語の方、 18歳以上の方です。 当院に通院中の方でも、受けて頂いて構いません。
ご自宅に6つの検査用紙を郵送でお届けします。到着後にご記入いただき、同封の返送用封筒でご返送ください。結果は解析後、同じご住所へ発送いたします。
なお、現在ある資源を用いて行っておりますため、きれいな製本やパンフレット等をご用意しているわけではございません。検査用紙や結果用紙は簡素な体裁でお届けいたします。あらかじめご理解いただけますと幸いです。
なお、郵送でのスクリーニング検査のみでは、 診断書作成や確定診断はできません。 必要に応じて、医師の診察や追加検査をご検討ください。
以下に当てはまる方は、自宅de完結 発達障害スクリーニング検査をご検討ください。
✅ ケアレスミスや忘れ物が多い
不注意や注意の持続困難が、仕事や家事に影響している可能性があります。
✅ 段取りや時間管理が苦手
複数の作業を同時に進めると混乱しやすい、先延ばししやすい方。
✅ 会話のズレや対人関係の苦労がある
対人コミュニケーションの特徴や、場の空気の読みづらさを整理したい方。
✅ こだわりや切り替えの難しさがある
予定変更の苦手さ、こだわり、感覚過敏が気になる方。
✅ 子どもの頃から生きづらさが続いている
幼少期からの特徴が、現在の困りごととつながっているか整理したい方。
✅ 受診前に材料を整理したい
医師へ相談する前に、自分の特性を客観的にまとめておきたい方。
発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のかたよりにより、 対人関係、コミュニケーション、注意の持続、 行動の調整、学習などに特性がみられる状態を指します。 特性のあらわれ方や生活上の困りごとは人によって異なり、子どもの頃からみられる場合もあれば、 成人になってから仕事や対人関係の中で気付きやすくなる場合もあります。
自閉症スペクトラム症は、自閉スペクトラム障害とも呼ばれ、 英語ではAutism Spectrum Disorder(ASD)と表記される同じ概念です。 発達障害の一つで、古くは広汎性発達障害や アスペルガー症候群などの名称で診断されていましたが、 現在はこれらをまとめて自閉症スペクトラム症として扱います。
対人コミュニケーションの特性、興味や関心の偏り、 こだわりの強さ、感覚の敏感さや鈍さなどを特徴とし、 場の空気を読むことが難しい、相手の意図を汲み取りづらい、予定変更が苦手、 特定の物事に強く集中するといったかたちであらわれることがあります。
ADHDは、不注意、多動性、 衝動性を主な特徴とする発達障害です。 忘れ物が多い、集中が続きにくい、ケアレスミスが多い、片付けや段取りが苦手、 思いついたまま行動してしまうなどの困りごととしてみられることがあります。 成人では多動性よりも、不注意や 段取りの難しさとして自覚されることも少なくありません。
学習障害(限局性学習症)は、全体的な知的発達に大きな遅れがない一方で、 読む、書く、計算するといった 特定の学習領域に著しい困難がみられる状態です。 文字を正確に読みにくい、文章を書く際に誤字脱字が多い、計算手順の理解や暗算が難しいなど、 学業や日常生活の中で困りごととしてあらわれることがあります。
発達性協調運動障害(DCD)は、年齢や発達段階に見合う運動の習得や実行に困難がみられ、 そのために日常生活や学業、仕事などに支障が生じる状態です。 手先を使う作業が不器用になりやすい、字を書くのに時間がかかる、はさみや箸の扱いが苦手、 ボール遊びや運動、着替えや身だしなみの動作につまずきやすいなどのかたちでみられることがあります。 努力不足ではなく、発達特性のひとつとしてあらわれるものであり、 困りごとの程度や目立ち方は人によって異なります。
発達障害には、ASDやADHDのほかに、 学習障害(限局性学習症)や発達性協調運動障害(DCD)なども含まれますが、 本検査ではこれらはスクリーニングの対象には含まれていません。 また、関連する状態として知的障害があり、これは発達障害によく併存します。 なお、本スクリーニング検査では知的障害の評価は行えません。
これらの心理検査は本来、医師や心理士等が前にいる状態で行う事を想定されています。 かかった時間、質問事項や実施中の様子なども評価のポイントになります。 自宅で行う場合はそういった要素が含まれませんのでご容赦下さい。
発達障害スクリーニング検査では、単に「発達障害っぽいかどうか」だけを見るのではなく、 どの場面で困りやすいのか、どの特性が強く出やすいのかを整理していきます。
以下の各検査は、検査名のリンク先から検査内容の詳細をご覧いただけますが、 内容を理解すると結果に影響が出てしまう可能性があります。 検査前や検査を受けるご本人は見ないようにしてください。
忘れ物、ケアレスミス、話を最後まで聞き続ける難しさ、課題のやり残しなどを整理します。
落ち着きのなさ、思いつきで動きやすい傾向、順番待ちの苦手さなどを確認します。
相手の気持ちや場の空気の読み取り、会話のキャッチボール、対人疲労などを把握します。
予定変更への苦手さ、ルールや手順への強いこだわり、柔軟な対応のしづらさをみます。
音・光・におい・肌ざわりなどに対する敏感さや鈍さが、日常生活にどう影響しているかを確認します。
現在の困りごとが、幼少期から続いている特徴なのかどうかを振り返る手がかりになります。
大切な視点
うつ病、不安障害、睡眠不足、過労、環境ストレスなどでも、集中力低下や対人困難が強く出ることがあります。検査結果は、必ず現在の体調や生活状況と合わせて解釈する必要があります。
自閉スペクトラム症の特性傾向を把握するための代表的な質問紙です。 対人場面での感じ方、コミュニケーション、 想像力、注意の向け方、こだわりなどを 幅広くみます。
対人関係の負担感、場面理解のしづらさ、 こだわりの強さ、関心の偏りなどが、 生活上の困りごとに関係している可能性があります。
得点が低いからといってASD傾向が完全に否定されるわけではありません。 対人経験や適応努力によって、表面化しにくい方もいます。
成人期のASD関連特性を確認するための質問紙です。 コミュニケーションの独特さ、関心の偏り、 対人理解、感覚の偏りなどを整理する際に役立ちます。
会話や対人関係のズレ、予定変更への苦手さ、 独自のこだわり、刺激への敏感さなどが 背景にある可能性があります。
社会経験を通じて対人スキルを補っている方では、 質問紙だけでは特徴が捉えきれないことがあります。
幼少期の社会的コミュニケーションや対人機能を評価する40項目のスクリーニング検査です。コミュニケーションスキルと対人関係の特徴を確認します。
※養育者(親)が回答します。養育者(親)への記載を依頼出来ない場合は、回答しないで構いません。
言葉や視線のやり取りの難しさや対人関係の気まずさなど、 ASDに関連する特性が生活の負担となっている可能性があります。専門的な評価や支援を検討する目安になります。
全40項目の短い質問紙のため、特性が十分に反映されない場合があります。 他の検査結果や実際の困りごととあわせて解釈することが大切です。
成人期にみられるADHD関連の特性を、より具体的な生活場面と結びつけながら 確認するための質問紙です。仕事、家事、 対人場面での実際の困りごとを整理しやすい特徴があります。
「分かっているのに後回しにしてしまう」 「整理整頓が続かない」 「同時進行で混乱しやすい」といった困難が、 特性として関与している可能性があります。
得点だけでは重症度を決められません。 仕事内容や生活環境、支援体制によって 困り感は大きく変わります。
成人ADHDの特徴をより多面的にとらえるための検査です。
本人だけでなく、配偶者・親・兄弟・親しい友人など、いずれかお一人にご記入いただく用紙もご用意しており、
日常生活における不注意・多動性・衝動性の程度を、双方の視点から確認できます。
※ご本人のみの回答でも構いません。近くの方への記入依頼が難しい場合は無理にお願いする必要はありません。
集中の難しさや落ち着きのなさが、仕事や家事、対人関係に影響している可能性があります。 周囲からのフィードバックも参考にしながら、専門機関での評価や支援を検討することが望ましいでしょう。
環境の工夫や周囲のサポートによって特性が目立ちにくくなっている場合や、自己評価の傾向によって得点が低く出ることがあります。 ご本人と周囲の両方の視点を併せて解釈することが大切です。
子ども時代のADHD傾向を振り返るための質問紙です。 成人ADHDを考える際には、「現在だけでなく幼少期から特徴があったか」を 確認することが大切になります。
小さい頃から落ち着きのなさ、不注意、 衝動性、学習面や対人面での困難が みられていた可能性を示唆します。
過去の記憶のあいまいさや自己評価の仕方によって 結果が左右されるため、学校生活や家族からの情報も 参考になります。
各検査はスクリーニングとして用いられ、判定基準や対象集団によって数値の出方が変わります。下記は、各検査の読み方を理解するための目安としてご覧ください。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 感度 | 障害がある人を検査で陽性とする割合 |
| 特異度 | 障害がない人を検査で陰性とする割合 |
| 偽陰性率 | 障害がある人を検査で陰性とする割合 |
| 偽陽性率 | 障害がない人を検査で陽性とする割合 |
結果は「病名を決めるため」だけでなく、困りごとの整理や生活上の工夫、受診時の相談材料として活用できます。
ADHD傾向やASD傾向が、現在の困りごとに関係している可能性があります。医師へ相談する際の材料になります。
特定の場面に限って困難が強い可能性があります。仕事、家事、対人場面など、具体的な生活状況と照らして考えることが大切です。
うつ、不安、睡眠不足、過労、環境ストレスなどが影響している場合もあります。結果だけで判断せず、体調や生活状況も一緒に整理しましょう。
メモやチャットの活用、予定の見える化、刺激の少ない環境調整など、日常の工夫につなげることができます。
活かし方の例
・口頭指示よりもメモやチャットを活用する
・予定や作業工程を見える化する
・刺激の少ない環境で作業する
・受診時に「どの場面で何に困るか」を具体的に伝える
郵送による発達障害スクリーニング検査一式、 解析、結果返送を含みます。
検査用紙を郵送
お手続き確認後、当院よりご入力いただいたご住所へ 心理検査用紙を郵送いたします。
ご自宅で回答・返送
到着後にご記入いただき、同封の返送用封筒で 当院までご返送ください。
解析・結果発送
返送物到着後に解析を行い、 結果を同住所へ発送いたします。