

もしかしたら発達障害かもしれないと感じていても、 受診や検査の機会を後回しにしている方は少なくありません。
そのような方に向けて、ご自宅で進められる発達障害スクリーニング検査をご用意しています。
もちろん当院に通院中の方でも、受けて頂いて構いません。
当ページでの受付対象は18歳以上です。
A-ASD、AQ-J、SCQの回答では、会話の流れを読むこと、相手の表情や行間を読むこと、遠回しな言い方をくみ取ること、予定外の変更に合わせることに負担が出やすい傾向が見られます。本文全体としては、ASD傾向が比較的強く見られる一方、ADHD傾向は主症状というより疲労や過負荷に伴って目立つ整理になります。「複数人の会話では発言のタイミングが分かりにくい」「急な変更があると頭の中で切り替えるまで時間がかかる」「音や光、人混みで疲れやすい」という回答からは、対人場面そのものが苦手というより、情報量が多い場面で処理の負荷が上がりやすい特徴として整理できます。SCQでも、子どもの頃から一人で集中する遊びや決まった手順を好む傾向、興味関心の幅が狭く特定のテーマに深く入りやすい傾向が読み取れます。現在の困りごとも一時的な気分だけではなく、もともとの認知スタイルと関係している可能性があります。特に、口頭で一度に説明されるよりも文字で確認できる方が安心しやすいこと、結論や手順が先に分かると動きやすいこと、予定変更の理由が分かると受け入れやすいことが回答に表れています。これは能力の問題ではなく、情報の渡され方との相性として考えることができます。これまで「空気が読めない」「融通が利かない」と見られてつらかった経験も、実際には周囲より多くの情報を細かく拾い、整理しようとして疲れていた可能性があります。この結果は、対人関係を避けるためではなく、どういう説明や環境なら安心して力を出しやすいかを見つける材料になります。
ADHD傾向についてA-ADHD、WURS、CAARSでは、注意欠如や衝動性が全体を大きく支配しているというより、疲労時や刺激が多い場面で注意が散りやすくなる傾向として見られます。そのため、ADHD傾向はあまり強くは見られず、注意の抜けはASD傾向に伴う疲労や感覚過負荷の影響として理解しやすい所見です。「説明を聞いている途中で細部を取りこぼす」「作業を始めるまでに時間がかかる」「周囲の音や会話が気になって集中が途切れる」という回答からは、注意力がないというより、環境刺激の影響を受けやすく、集中を保つために余分なエネルギーを使っている状態と考えられます。WURSでは幼少期からの落ち着きのなさは強くなく、典型的な多動や衝動よりも、ASD傾向に伴う疲労や過負荷によって注意が落ちている面を優先して見ると理解しやすいでしょう。CAARSで周囲から「集中が続きにくい」「細部を見落としやすい」と見られている点も、本人の努力不足ではなく、感覚刺激や対人処理でエネルギーを使った後に作業効率が落ちる流れとして説明できます。つまり、注意の問題は単独で存在しているというより、疲労や環境負荷が高い時に目立ちやすい二次的な困りごととして扱うと、対策を立てやすくなります。休憩を先に予定へ入れる、作業場所を選ぶ、チェックリストを短くするなどの工夫が有効です。
総合所見全体として、あなたの特徴は「人が苦手」という単純なものではなく、相手の意図、場の空気、音や視覚情報、予定変更などを同時に処理する場面で疲れやすいタイプとして整理できます。総合的には、ASD傾向を中心に理解し、ADHD傾向は強く断定せず、疲労時に注意欠如が出やすい状態として扱うと現実に合いやすいでしょう。これは弱点だけではありません。決まった手順がある作業、細部を丁寧に確認する作業、一人で集中して進める作業では、むしろ強みとして働く可能性があります。一方で、会議、雑談、急な依頼、臨機応変な対応が重なると消耗しやすく、帰宅後に何もできない、休日に寝込むといった形で反動が出ることがあります。今後は、予定変更を事前に共有してもらう、口頭だけでなく文字で確認する、静かな作業時間を確保する、曖昧な指示は具体的に聞き返すなど、努力量を増やすより環境を整える方向が役立ちます。たとえば「会議前に議題をもらう」「依頼内容をチャットで残してもらう」「雑談の多い場所ではなく静かな席で作業する」といった工夫は、特性を隠すためではなく、本来の力を出しやすくするための調整です。周囲に説明する時も「人が苦手です」だけでは伝わりにくいため、「急な変更より事前共有があると動きやすい」「口頭だけでなく文字があると正確に対応しやすい」と言い換えると、具体的な配慮につながりやすくなります。苦手な場面をすべて避ける必要はありませんが、準備できる場面と準備できない場面を分けるだけでも、消耗をかなり減らせる可能性があります。まずは疲れやすい場面を一つ選び、「前もって分かること」「文字で確認できること」「刺激を減らせること」を書き出すと、対策が具体化しやすくなります。検査結果は、自分を責めるためではなく、疲れやすさの理由を言語化し、生活や仕事の調整に使う資料として活用できます。
A-ASD、AQ-J、SCQでは、対人理解やこだわりの項目が一部で高く出ているものの、全体としてはASD傾向が中心というより、状況によって負担が出る範囲にとどまっています。全体として、ASD傾向はあまり強くは見られず、対人面の困りごとはADHD傾向や疲労に伴って二次的に目立つ整理になります。「初対面や雑談は少し緊張するが、関係ができれば話せる」「予定変更は苦手だが、理由が分かれば対応できる」という回答からは、社会的な理解そのものが大きく妨げられているというより、余裕がなくなると対人場面の処理が重くなるタイプとして整理できます。SCQでは幼少期からの強い対人面の偏り、興味関心の幅の狭さ、常同行動と呼ばれる同じ行動の繰り返しは目立たず、現在の困りごとはASD単独というより、注意・実行機能の負担やストレスの影響を合わせて見る必要があります。相手の気持ちを考えられないのではなく、疲れている時ほど言葉の裏を読む余力が減り、誤解や行き違いが起こりやすい状態と考えると、ご自身の経験と結びつけやすいでしょう。対人面の困りごとは「性格が冷たい」から起きているのではなく、処理資源が少ない時に言葉や表情の情報を拾いきれなくなるために起こっている可能性があります。十分に休めている時と疲れている時で人との関わりやすさが大きく変わる点も、重要な情報です。会議後や外出後にどっと疲れる、雑談が続くと頭が回らなくなる、相手に悪気がないと分かっていても返答に時間がかかる点は、対人能力の不足ではなく、処理量が増えた時の疲労反応として扱うと理解しやすくなります。
ADHD傾向についてA-ADHD、WURS、CAARSでは、注意欠如、先延ばし、段取りの難しさ、忘れ物、締切直前に追い込まれやすい傾向がまとまって見られます。本文全体として、ADHD傾向が強く見られ、注意欠如・先延ばし・時間管理の難しさが中心になっています。「やることは分かっているのに着手できない」「途中で別の作業に移ってしまう」「提出物や連絡を忘れやすい」「頭の中では急いでいるのに行動が追いつかない」という回答は、意欲の低さではなく、実行機能の立ち上がりと維持に負荷がかかりやすい特徴として解釈できます。WURSでは子どもの頃から忘れ物や落ち着きのなさ、注意の抜け、多動や衝動的な行動が見られており、現在の困りごとも成人後に急に始まったものではなく、以前からの傾向が生活や仕事の複雑さによって目立ってきた可能性があります。CAARSでも自己評価と周囲の評価の両方に同じ方向の回答があり、単なる気分の落ち込みだけでなく、日常的な段取りや注意配分の特徴として整理する意義があります。本人としては「また忘れた」「また先延ばしにした」と自分を責めやすいところですが、検査上は、やる気ではなく開始・維持・切り替えの仕組みに負荷がある状態として理解できます。苦手を精神論で補うより、外部化したメモや通知を使う方が現実的です。特に、重要度は分かっているのに緊急度が上がるまで動けない、時間の見積もりが甘くなりやすい、複数の用件が並ぶと優先順位が崩れる点は、予定を「見える化」して先に順番を決めておくことが役立ちます。
総合所見全体として、あなたは能力が低いわけではなく、頭の中で多くの情報を抱えたまま優先順位を決める場面で負荷が上がりやすいタイプと考えられます。総合的には、ASD傾向はあまり強くは見られず、ADHD傾向を中心に生活上の困りごとを整理すると理解しやすいでしょう。短期的には集中できても、複数の予定、細かい事務作業、期限管理、連絡対応が重なると抜けが出やすく、その結果として自己評価が下がりやすい点に注意が必要です。一方で、興味があること、締切や目的が明確なこと、短い単位に分けた作業では力を発揮しやすい可能性があります。今後は、予定を頭の中だけで管理しない、タスクを15分単位に分ける、最初の一手だけを決める、リマインダーを複数使う、締切前に確認日を置くなど、気合いではなく仕組みで補うことが有効です。また、周囲に説明する際は「忘れやすいので何度も注意してください」ではなく、「期限の前日に確認できる仕組みがあると安定します」「口頭だけでなくメモがあると抜けにくいです」と伝える方が、具体的な支援につながりやすくなります。片づけ、事務処理、支払い、返信などは、本人の気分に任せるよりも、曜日・時間・場所を固定した方が安定しやすいでしょう。大切なのは、苦手をなくすことではなく、苦手が出にくい形に生活を設計することです。特に、仕事や家事を「一気に終わらせる」前提にすると失敗体験が増えやすいため、開始だけ、確認だけ、提出だけのように工程を分ける方が現実的です。さらに、できなかった日だけを振り返ると自己否定が強くなりやすいため、うまくいった日には「何時に始めたか」「何を見ながら進めたか」「誰に確認したか」も残しておくと、再現しやすい工夫が見つかります。検査結果は、「だらしない」「努力不足」と片づけられてきた困りごとを、脳の働き方と生活上の工夫に分けて考えるための材料になります。
A-ASD、AQ-J、SCQでは、対人場面での読み取りの難しさ、曖昧な指示への苦手さ、こだわりや感覚過敏に関する回答が複数の検査で重なっています。全体として、ASD傾向が強く見られ、行間を読む苦手さ、こだわり、常同行動、感覚過敏が生活負荷に直結しやすい整理になります。「相手の言葉をそのまま受け取りやすい」「説明が抽象的だと何をすればよいか分かりにくい」「予定が変わると強く疲れる」「人混みや音で消耗する」という回答からは、空気を読もうとしていないのではなく、読み取るために非常に多くの労力を使っている状態として理解できます。SCQでは幼少期から似た特徴が示され、興味関心の幅が狭い、特定の話題や手順にこだわる、同じ確認や同じ動きを繰り返す常同行動が多い傾向も見られます。現在の困りごとは一時的なストレスだけではなく、長く続いてきた特性として整理する方が自然です。特に、安心できる手順や予測できる環境では落ち着いて力を出せる一方、曖昧な依頼、急な変更、雑音の多い場所では急に疲れやすくなる点から、環境との相性を調整することが重要です。これまで「普通にしているだけで疲れる」と感じていた背景には、対人場面と感覚刺激を同時に処理していた負荷があると考えられます。自分の反応を責めるより、どの条件で疲れやすいかを把握することが次の一歩になります。
ADHD傾向についてA-ADHD、WURS、CAARSでは、注意欠如、切り替えの難しさ、衝動的な発言、時間管理の苦手さが見られます。本文全体としては、ADHD傾向も強く見られ、注意欠如・多動・衝動がASD傾向と重なって困りごとを増幅していると整理できます。「集中したいのに別の刺激に引っ張られる」「やることが多いと何から始めればよいか分からない」「思いついたことをすぐ言ってしまう」「期限が近づくまで動き出せない」という回答は、ADHD傾向としての実行機能の負担を示しています。落ち着いて座っていても頭の中では次々に考えが動く、順番を待つことや話を最後まで聞くことが難しい、急に言葉が出るといった多動・衝動の要素も、生活上の困りごとに関係します。ここにASD傾向のこだわりや曖昧さへの苦手さが重なると、始めるのも大変で、始めた後も切り替えるのが大変という二重の負担になりやすくなります。WURSでは子どもの頃から同様の困りごとが示されており、環境が変わるたびに同じパターンが繰り返されていた可能性があります。CAARSでも周囲から「話が飛ぶ」「忘れやすい」「作業の切り替えに時間がかかる」と見られており、本人だけの主観ではなく、生活場面で観察される特徴として扱うことができます。特に、納得できないまま作業を始めることが難しい一方で、いったん集中すると止めどきが分からなくなる点は、ASD傾向とADHD傾向が同時に関わっている所見として重要です。そのため、開始の合図と終了の合図を外側に作る工夫が役立ちます。作業の途中で思いついた別件に移ってしまう時は、「今やること」と「後で見ること」を分けるメモを置くと、ひらめきを捨てずに本来の作業へ戻りやすくなります。
総合所見全体として、あなたは一つの特性だけで説明するより、ASD傾向とADHD傾向が重なって生活上の負担を作っているタイプとして整理できます。総合的には、ASD傾向もADHD傾向も強く見られ、対人理解・感覚過敏・こだわりと、注意欠如・多動・衝動が同時に影響している可能性があります。たとえば、会議では相手の意図を読み取りながら、話の流れを追い、発言のタイミングを考え、同時にメモを取る必要があります。このような場面では、対人理解、注意の維持、作業記憶、感覚刺激への耐性が同時に求められるため、非常に疲れやすくなります。一方で、興味のある領域への深い集中、細部への気づき、独自の視点、納得できた時の粘り強さは強みとして活かせます。今後は、口頭指示を文字で残す、作業を細かく区切る、刺激の少ない場所を選ぶ、急な変更には確認時間を置く、相談先を固定するなど、複数の特性を前提にした現実的な調整が重要です。加えて、疲れがたまるとASD傾向もADHD傾向も強く見えやすくなるため、睡眠、休憩、予定の詰め込みすぎにも注意が必要です。周囲に説明する際は「全部が苦手」と伝えるより、「曖昧な指示と急な変更が重なると混乱しやすい」「集中作業の前後に切り替え時間があると安定する」と具体化すると、支援につながりやすくなります。うまくいかない場面だけでなく、うまくいった時の条件も記録しておくと、自分に合う環境の再現性が高まります。自分の特性を知ることは、可能性を狭めるためではなく、無理な環境で消耗し続けないための地図を持つことに近い作業です。たとえば「静かな場所なら集中できる」「締切だけでなく途中確認があると進む」「説明を文字でもらうと安心できる」と分かれば、職場や家庭で依頼できる調整が具体的になります。検査結果は、苦手を責めるためではなく、自分に合う働き方や生活設計を具体化するための出発点になります。
このサービスは、発達障害の診断を確定するものではなく、 ASD・ADHDの傾向を把握するためのスクリーニング検査です。 気になる特性の有無や強さを整理し、今後の受診や相談につなげるための 参考資料としてご活用いただけます。
対象者は、 日本に住んでいる方、 母語が日本語の方、 18歳以上の方です。 当院に通院中の方でも、受けて頂いて構いません。
ご自宅に6つの検査用紙を郵送でお届けします。到着後にご記入いただき、同封の返送用封筒でご返送ください。結果は解析後、同じご住所へ発送いたします。
返送後は、A-ASD、AQ-J、SCQ、A-ADHD、WURS、CAARSなどの結果を、単に点数だけで見るのではなく、ASD傾向、ADHD傾向、対人面、注意集中、生活上の困りごとの視点から整理します。結果には、検査で見えた特徴を日常生活や相談時に活かしやすいよう、検査結果のスコアと2,000文字の所見説明・解釈説明を添えてお送りします。
以下に当てはまる方は、自宅de完結 発達障害スクリーニング検査をご検討ください。
✅ ケアレスミスや忘れ物が多い
不注意や注意の持続困難が、仕事や家事に影響している可能性があります。
✅ 段取りや時間管理が苦手
複数の作業を同時に進めると混乱しやすい、先延ばししやすい方。
✅ 会話のズレや対人関係の苦労がある
対人コミュニケーションの特徴や、場の空気の読みづらさを整理したい方。
✅ こだわりや切り替えの難しさがある
予定変更の苦手さ、こだわり、感覚過敏が気になる方。
✅ 子どもの頃から生きづらさが続いている
幼少期からの特徴が、現在の困りごととつながっているか整理したい方。
✅ 受診前に材料を整理したい
医師へ相談する前に、自分の特性を客観的にまとめておきたい方。
発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のかたよりにより、 対人関係、コミュニケーション、注意の持続、 行動の調整、学習などに特性がみられる状態を指します。 特性のあらわれ方や生活上の困りごとは人によって異なり、子どもの頃からみられる場合もあれば、 成人になってから仕事や対人関係の中で気付きやすくなる場合もあります。
自閉症スペクトラム症は、自閉スペクトラム障害とも呼ばれ、 英語ではAutism Spectrum Disorder(ASD)と表記される同じ概念です。 発達障害の一つで、古くは広汎性発達障害や アスペルガー症候群などの名称で診断されていましたが、 現在はこれらをまとめて自閉症スペクトラム症として扱います。
対人コミュニケーションの特性、興味や関心の偏り、 こだわりの強さ、感覚の敏感さや鈍さなどを特徴とし、 場の空気を読むことが難しい、相手の意図を汲み取りづらい、予定変更が苦手、 特定の物事に強く集中するといったかたちであらわれることがあります。
ADHDは、不注意、多動性、 衝動性を主な特徴とする発達障害です。 忘れ物が多い、集中が続きにくい、ケアレスミスが多い、片付けや段取りが苦手、 思いついたまま行動してしまうなどの困りごととしてみられることがあります。 成人では多動性よりも、不注意や 段取りの難しさとして自覚されることも少なくありません。
学習障害(限局性学習症)は、全体的な知的発達に大きな遅れがない一方で、 読む、書く、計算するといった 特定の学習領域に著しい困難がみられる状態です。 文字を正確に読みにくい、文章を書く際に誤字脱字が多い、計算手順の理解や暗算が難しいなど、 学業や日常生活の中で困りごととしてあらわれることがあります。
発達性協調運動障害(DCD)は、年齢や発達段階に見合う運動の習得や実行に困難がみられ、 そのために日常生活や学業、仕事などに支障が生じる状態です。 手先を使う作業が不器用になりやすい、字を書くのに時間がかかる、はさみや箸の扱いが苦手、 ボール遊びや運動、着替えや身だしなみの動作につまずきやすいなどのかたちでみられることがあります。 努力不足ではなく、発達特性のひとつとしてあらわれるものであり、 困りごとの程度や目立ち方は人によって異なります。
発達障害には、ASDやADHDのほかに、 学習障害(限局性学習症)や発達性協調運動障害(DCD)なども含まれますが、 本検査ではこれらはスクリーニングの対象には含まれていません。 また、関連する状態として知的障害があり、これは発達障害によく併存します。 なお、本スクリーニング検査では知的障害の評価は行えません。
これらの心理検査は本来、医師や心理士等が前にいる状態で行う事を想定されています。 かかった時間、質問事項や実施中の様子なども評価のポイントになります。 自宅で行う場合はそういった要素が含まれませんのでご容赦下さい。
発達障害スクリーニング検査では、単に「発達障害っぽいかどうか」だけを見るのではなく、 どの場面で困りやすいのか、どの特性が強く出やすいのかを整理していきます。
以下の各検査は、検査名のリンク先から検査内容の詳細をご覧いただけますが、 内容を理解すると結果に影響が出てしまう可能性があります。 検査前や検査を受けるご本人は見ないようにしてください。
忘れ物、ケアレスミス、話を最後まで聞き続ける難しさ、課題のやり残しなどを整理します。
落ち着きのなさ、思いつきで動きやすい傾向、順番待ちの苦手さなどを確認します。
相手の気持ちや場の空気の読み取り、会話のキャッチボール、対人疲労などを把握します。
予定変更への苦手さ、ルールや手順への強いこだわり、柔軟な対応のしづらさをみます。
音・光・におい・肌ざわりなどに対する敏感さや鈍さが、日常生活にどう影響しているかを確認します。
現在の困りごとが、幼少期から続いている特徴なのかどうかを振り返る手がかりになります。
大切な視点
うつ病、不安障害、睡眠不足、過労、環境ストレスなどでも、集中力低下や対人困難が強く出ることがあります。検査結果は、必ず現在の体調や生活状況と合わせて解釈する必要があります。
成人期のASD関連特性を確認するための質問紙です。 コミュニケーションの独特さ、関心の偏り、 対人理解、感覚の偏りなどを整理する際に役立ちます。
会話や対人関係のズレ、予定変更への苦手さ、 独自のこだわり、刺激への敏感さなどが 背景にある可能性があります。
社会経験を通じて対人スキルを補っている方では、 質問紙だけでは特徴が捉えきれないことがあります。
自閉スペクトラム症の特性傾向を把握するための代表的な質問紙です。 対人場面での感じ方、コミュニケーション、 想像力、注意の向け方、こだわりなどを 幅広くみます。
対人関係の負担感、場面理解のしづらさ、 こだわりの強さ、関心の偏りなどが、 生活上の困りごとに関係している可能性があります。
得点が低いからといってASD傾向が完全に否定されるわけではありません。 対人経験や適応努力によって、表面化しにくい方もいます。
幼少期の社会的コミュニケーションや対人機能を評価する40項目のスクリーニング検査です。コミュニケーションスキルと対人関係の特徴を確認します。
※養育者(親)が回答します。養育者(親)への記載を依頼出来ない場合は、回答しないで構いません。
言葉や視線のやり取りの難しさや対人関係の気まずさなど、 ASDに関連する特性が生活の負担となっている可能性があります。専門的な評価や支援を検討する目安になります。
全40項目の短い質問紙のため、特性が十分に反映されない場合があります。 他の検査結果や実際の困りごととあわせて解釈することが大切です。
成人期にみられるADHD関連の特性を、より具体的な生活場面と結びつけながら 確認するための質問紙です。仕事、家事、 対人場面での実際の困りごとを整理しやすい特徴があります。
「分かっているのに後回しにしてしまう」 「整理整頓が続かない」 「同時進行で混乱しやすい」といった困難が、 特性として関与している可能性があります。
得点だけでは重症度を決められません。 仕事内容や生活環境、支援体制によって 困り感は大きく変わります。
子ども時代のADHD傾向を振り返るための質問紙です。 成人ADHDを考える際には、「現在だけでなく幼少期から特徴があったか」を 確認することが大切になります。
小さい頃から落ち着きのなさ、不注意、 衝動性、学習面や対人面での困難が みられていた可能性を示唆します。
過去の記憶のあいまいさや自己評価の仕方によって 結果が左右されるため、学校生活や家族からの情報も 参考になります。
成人ADHDの特徴をより多面的にとらえるための検査です。
本人だけでなく、配偶者・親・兄弟・親しい友人など、いずれかお一人にご記入いただく用紙もご用意しており、
日常生活における不注意・多動性・衝動性の程度を、双方の視点から確認できます。
※ご本人のみの回答でも構いません。近くの方への記入依頼が難しい場合は無理にお願いする必要はありません。
集中の難しさや落ち着きのなさが、仕事や家事、対人関係に影響している可能性があります。 周囲からのフィードバックも参考にしながら、専門機関での評価や支援を検討することが望ましいでしょう。
環境の工夫や周囲のサポートによって特性が目立ちにくくなっている場合や、自己評価の傾向によって得点が低く出ることがあります。 ご本人と周囲の両方の視点を併せて解釈することが大切です。
各検査はスクリーニングとして用いられ、判定基準や対象集団によって数値の出方が変わります。下記は、各検査の読み方を理解するための目安としてご覧ください。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 感度 | 障害がある人を検査で陽性とする割合 |
| 特異度 | 障害がない人を検査で陰性とする割合 |
| 偽陰性率 | 障害がある人を検査で陰性とする割合 |
| 偽陽性率 | 障害がない人を検査で陽性とする割合 |
結果は「病名を決めるため」だけでなく、困りごとの整理や生活上の工夫、受診時の相談材料として活用できます。
ADHD傾向やASD傾向が、現在の困りごとに関係している可能性があります。医師へ相談する際の材料になります。
特定の場面に限って困難が強い可能性があります。仕事、家事、対人場面など、具体的な生活状況と照らして考えることが大切です。
うつ、不安、睡眠不足、過労、環境ストレスなどが影響している場合もあります。結果だけで判断せず、体調や生活状況も一緒に整理しましょう。
メモやチャットの活用、予定の見える化、刺激の少ない環境調整など、日常の工夫につなげることができます。
活かし方の例
・口頭指示よりもメモやチャットを活用する
・予定や作業工程を見える化する
・刺激の少ない環境で作業する
・受診時に「どの場面で何に困るか」を具体的に伝える
郵送による発達障害スクリーニング検査一式、 解析、結果返送を含みます。
検査用紙を郵送
お手続き確認後、当院よりご入力いただいたご住所へ 心理検査用紙を郵送いたします。
ご自宅で回答・返送
到着後にご記入いただき、同封の返送用封筒で 当院までご返送ください。
解析・結果発送
返送物到着後に解析を行い、 結果を同住所へ発送いたします。
検査結果のスコアと2,000文字の所見説明・解釈説明つきで、結果を読み取りやすい形に整理します。
本ページは、発達障害・ASD・ADHDに関する公的資料、診療ガイドライン、検査尺度の原著・公式資料を参照し、一般向けに整理しています。検索結果だけのリンクや、書籍・マニュアルの実体が確認しにくい項目は含めていません。