


「食後の胃もたれで仕事に戻れない」「少量で満腹になり食事を残す」「みぞおちが痛む・焼ける」「外食を避けている」。症状が続くと、食事量を保ちにくい、仕事・学校や家族との食事を選びにくいなど、生活に影響することがあります。機能性ディスペプシアは、症状を十分に説明する病変がないことを適切に確認して診断します。
症状は気のせいや努力不足ではなく、「検査が正常だから異常なし」という意味でもありません。また、胃もたれやみぞおちの痛みだけで機能性ディスペプシアと確定するわけではありません。警告徴候、年齢、薬の影響、H. pylori、胃・胆膵・心臓など他の病気を症状に合わせて確認します。
当外来では、食事との関係、症状の場所・頻度・経過、体重、水分、便通、睡眠、服薬、生活への支障を確認します。出血、体重減少、嚥下困難、反復嘔吐などは身体診療や必要な検査を優先します。安全性と栄養を保ちながら、食事・生活の最小限の調整、症状型に応じた薬、再診での効果判定を行います。
機能性ディスペプシア外来をご希望の方は
「医師の診察」をご予約ください
機能性ディスペプシア(functional dyspepsia:FD)は、食後のもたれ、少量で満腹になる感じ、みぞおちの痛み・灼ける感じが続く一方、症状を十分に説明する潰瘍やがんなどが見つからない、胃と脳の相互作用に関わる病気です。「検査が正常だから異常なし」「気のせい」という意味ではありません。胃の広がり方、胃から十二指腸への運動、内臓の感じやすさ、胃酸、十二指腸粘膜、生活・心理社会的因子などが人によって異なる割合で関わります。
食事との関係、症状の場所・頻度・経過、体重、便通、服薬、生活への支障を整理します。
警告症状、年齢、既往歴、診察、必要な血液検査・内視鏡・画像検査から、器質的・全身性・代謝性疾患を評価します。
食後症状が中心か、みぞおちの痛みが中心かをみながら、生活調整と薬物療法を段階的に選びます。
症状だけでなく、食事量、体重、睡眠、仕事・学校、薬の不利益を同じ指標で比べます。
日本の調査では、定義や対象によって有病率は異なりますが、一般住民のウェブ調査では約7%、健診受診者では約11〜17%、上腹部症状で医療機関を受診した人では約45〜53%がFDに該当した報告があります。珍しい病気ではありませんが、同じ症状に別の病気が隠れることがあるため、自己診断だけで決めません。
治療目標は「胃の感覚をゼロにすること」だけではありません。必要な量を食べられる、体重と水分を保てる、外食や仕事を選べる、薬の負担を減らせる状態を一緒に目指します。

FDの中心となるのは次の4症状です。「つらくて普段の活動に影響する」程度か、週に何日あるか、食事の前後でどう変わるかを具体的に確認します。
普通量を食べた後の、胃に食物が長く残るような不快感。食後の活動を妨げるほどかをみます。
食べ始めてすぐに満腹になり、通常の食事を最後まで食べられない感覚です。
へそより上、胸骨の下にあたる「みぞおち」を中心とした痛みです。
みぞおちが熱い、灼けるように感じる症状。胸の後ろを上がる胸やけとは区別します。
食後の膨満感、上腹部膨満、げっぷ、吐き気は併存し得ます。ただし、持続する嘔吐、吐血、黒い便、進行する飲み込みづらさ、意図しない体重減少はFDだけで説明せず、別の病気を調べます。
胸やけは胃食道逆流症、排便で軽くなる腹痛は過敏性腸症候群、右上腹部痛は胆道疾患などの評価が必要です。複数の病気が同時に存在することもあるため、「症状が一つの診断名に全部入る」とは限りません。
痛みの場所が胸、背中、右上腹部へ広がる、息苦しさ・冷汗・失神を伴う場合は、FDと決めつけません。心臓、肺、胆道、膵臓などの緊急疾患を優先して評価します。
Rome IVでは、症状のまとまりを食後愁訴症候群(PDS)と心窩部痛症候群(EPS)に分けます。これは病名を二つに割るためではなく、症状の記録と治療選択を整理するための分類です。
食後のもたれ、早期満腹感が中心です。 Rome IVの研究用基準では、いずれかが週3日以上。食後膨満、げっぷ、食後の吐き気を伴うことがあります。
みぞおちの痛み、灼熱感が中心です。 Rome IVの研究用基準では、いずれかが週1日以上。空腹時にも食後にも起こり得ます。
二つの基準を同時に満たす人もいます。重複は珍しくなく、どちらか一方へ無理に決めません。
同じ人でも、食事、睡眠、感染後、薬、月経、仕事の負荷などで目立つ症状が変わります。
PDSだから運動改善薬だけ、EPSだから酸を抑える薬だけ、と機械的には決めません。症状型は手掛かりですが、H. pylori、胃食道逆流、便通、合併疾患、過去の反応、安全性、本人の希望を合わせて選びます。
毎週、①食後のもたれ、②食べられた量、③みぞおちの痛み、④生活への支障を0〜10で記録すると、PDS・EPSの重なりと治療反応を比較しやすくなります。
症状の種類・頻度・期間だけでなく、必要な身体評価を組み合わせて判断します。
食後のもたれ、早期満腹感、心窩部痛、心窩部灼熱感のうち一つ以上を確認します。
食後症状が中心のPDS、みぞおちの痛みが中心のEPS、両方が重なる場合を整理します。
Rome IVの期間基準を参考にしつつ、症状をより適切に説明する病気がないか評価します。
Rome基準は自己診断のためのチェックリストではありません。警告症状、年齢、薬剤、診察所見に応じて検査を選びます。
Rome IVのFD基準は、研究や国際的な共通言語として広く使われてきました。次の条件をすべて満たすかを確認します。
① 中核症状:つらい食後のもたれ、早期満腹感、心窩部痛、心窩部灼熱感のうち1つ以上。
② 説明する病変がない:上部内視鏡を含む適切な評価で、症状を説明する器質的疾患が確認されない。
③ 期間:直近3か月は基準を満たし、症状の始まりは診断の6か月以上前。
④ 症状型:PDSは食後のもたれ・早期満腹感のいずれかが週3日以上、EPSは心窩部痛・灼熱感のいずれかが週1日以上。
この「6か月」は、苦しんでいても半年間受診や治療を待つという意味ではありません。日本消化器病学会の診療ガイドラインは、実臨床では発症から短期間で受診する人も多く、「慢性」の期間を臨床的に判断するとしています。警告症状の評価と必要な治療は、早い段階から始めます。
Rome Vは2026年に公表され、研究用基準と臨床用基準を分ける考え方がより明確になりました。このページでは、日本の2021年ガイドラインと蓄積された研究との連続性を保つためRome IVの数値基準を示しつつ、診療では期間だけに縛られず、安全確認と本人の困りごとを重視します。
Rome基準は自己診断チェックリストではありません。年齢、警告症状、薬剤、診察所見により、必要な検査は変わります。
次の症状はFDの典型像として経過をみず、重症度と発症の速さに応じて救急・消化器内科・身体診療へつなぎます。警告症状がないことだけで、すべての器質的疾患を完全に除外できるわけではありません。
吐血、コーヒー残渣様の嘔吐、黒色便、失神・冷汗・動悸を伴う出血の疑い、突然の激しい腹痛、硬い腹、胸痛・息苦しさ、黄疸、意識の変化があるときは、通常予約を待ちません。
進行する嚥下困難、飲み込むと痛い、食物がつかえる。
意図しない体重減少、貧血、食事・水分が保てない、出血徴候。
繰り返す嘔吐、発熱、夜間に目覚める強い痛み、短期間の悪化。
新しい症状が高年齢で始まった、上部消化管がんの家族歴、手術歴、免疫低下、抗凝固薬・NSAIDs使用。
妊娠中・産後、乳幼児、高齢者では脱水や重症化の速度、薬の影響が異なります。新しい症状を「いつもの胃弱」とせず、早めに身体診療で確認します。
警告症状が一つあれば、必ずがんという意味ではありません。ただし、見逃したときの不利益が大きいため、内視鏡・画像検査・血液検査などを優先するサインです。

FDは、症状を十分に説明する器質的、全身性、代謝性疾患がないことを適切に確認して診断します。最初から「機能性」と決めず、次の候補を症状に合わせて絞ります。
胃・十二指腸潰瘍、胃がん、食道がん、胃食道逆流症、好酸球性消化管疾患、セリアック病など。
胆石・胆嚢炎、慢性膵炎・膵がん、肝胆道疾患。背部痛、右上腹部痛、黄疸なども確認します。
糖尿病、甲状腺疾患、高カルシウム血症、腎・肝疾患、妊娠、摂食障害など。
胃不全麻痺、術後変化、腸閉塞。持続嘔吐や著しい胃排出遅延はFDと分けて評価します。
NSAIDs・低用量アスピリン、鉄剤、カリウム製剤、抗菌薬、メトホルミン、GLP-1受容体作動薬、オピオイド、抗コリン薬、ビスホスホネート、アルコール、ニコチンなどを、処方薬・市販薬・サプリメントまで確認します。必要な薬を自己判断で中止せず、処方医と利益・不利益を見直します。
胃不全麻痺は、症状だけでなく、胃から食物が出るのが遅いことを客観的検査で確認する別の病態です。FDと症状が重なりますが、全員に胃排出能検査を行うわけではありません。嘔吐、糖尿病、術後、薬剤歴などから疑うときに検討します。
診断名を増やすためではなく、「いま治療すべき病気」「中止・変更できる原因」「FDとして段階的に治療する部分」を分けることが評価の目的です。

初診では、症状の強さだけでなく、経過と安全性を同じ順序で整理します。過去の検査画像や健診結果、お薬手帳があると重複検査を減らせます。
① 症状:始まった時期、週何日か、食前・食後、夜間、痛む場所、嘔吐・胸やけ・便通、月経との関係。
② 栄養と機能:食べられる量、水分、体重変化、欠勤・欠席、外食回避、睡眠。
③ 危険因子:警告症状、年齢、がんの家族歴、H. pylori歴、胃潰瘍・手術、糖尿病、甲状腺・肝胆膵疾患。
④ 薬・嗜好品:処方薬、市販鎮痛薬、胃薬、漢方、サプリ、飲酒、喫煙、カフェイン。
⑤ これまでの治療:薬名、量、期間、効いた症状、副作用、中止後の変化。短すぎる試用と無効を区別します。
診察では、全身状態、脱水、貧血、黄疸、腹部の圧痛・腫瘤などを確認します。血液検査は全員に同じセットを行うのではなく、血算、肝胆膵・腎機能、炎症、甲状腺、血糖、妊娠などを状況に応じて選びます。
上部内視鏡、腹部超音波・CT、H. pylori検査、便検査、心電図などは、症状の場所、警告症状、年齢、既往歴、診察所見に合わせます。FDを証明する単独の血液検査や画像検査はありません。
4週間ほどの「症状・食事・服薬・便通・睡眠」の簡単な記録は、原因探しだけでなく治療前後の比較に役立ちます。細かすぎる記録で不安が増える場合は、項目を減らします。
全員へ同じ検査を行うのではなく、症状と背景から必要性を判断します。
出血・貧血・体重減少
嚥下困難・反復嘔吐
年齢・家族歴・服薬
上部内視鏡
H. pylori検査
血液・画像等を個別化
器質的疾患を評価
除菌後も再評価
FDと併存疾患を整理
検査が正常でも症状は実在します。一方、正常検査だけでFDを確定せず、経過と生活への影響まで確認します。
日本消化器病学会のFDガイドラインは、すべての人に診断前の内視鏡を一律必須とはしていません。警告症状、年齢、病歴、H. pylori歴、過去の内視鏡、地域の胃がんリスクなどを総合し、器質的疾患が疑われる場合に内視鏡や画像検査を行います。
当院では、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)およびH. pylori(ピロリ菌)検査は行っていません。
出血・貧血、体重減少、嚥下困難、反復嘔吐、新規発症の高年齢、家族歴、短期間の悪化など。
検査時期、症状が同じか、所見・病理、H. pylori、治療後の変化を確認し、必要性を再判断します。
未検査、除菌歴不明、再評価が必要な場合に、呼気・便中抗原・血清抗体・内視鏡検体などから適切な方法を選びます。
除菌できたかを適切な検査で確認し、症状が残ればFDや他疾患の評価・治療を続けます。
H. pylori陽性で適応があれば除菌治療を行います。除菌後6〜12か月にわたり症状が持続的に消失・改善した場合は、国際的には「H. pylori関連ディスペプシア」と考え、FDと分けます。改善しない間も、必要な栄養・症状治療を保留する必要はありません。
検査前にPPI・P-CAB・抗菌薬などを中止する期間は、検査法によって異なります。偽陰性を避けるため、自己判断で薬を止めず、検査を指示した医療機関へ確認してください。
FD診療全体では内視鏡を全例必須としない一方、アコファイドの電子添文は、投与に際して上部内視鏡等で悪性疾患などの器質的疾患を除外するよう求めています。薬を選ぶ段階では、その薬の添付文書に従います。
FDでは一つの異常だけが原因とは限りません。通常の検査で大きな病変がなくても、食事を受け入れる胃の動きや感覚の調節が変化し、実際の症状と生活障害が起こります。
食後に胃の上部が広がって食物を受け入れる働きが不十分だと、少量で満腹になりやすくなります。
排出や協調の乱れが、もたれ、膨満、吐き気に関わる人がいます。症状と排出速度は必ずしも一致しません。
通常なら気にならない伸展、酸、食事刺激を痛みや不快感として強く感じることがあります。
酸、胆汁、微細な炎症、粘膜バリア、感染後変化などが関わる可能性があります。
胃腸から脳への信号と、脳から自律神経・行動への信号が双方向に影響します。
睡眠不足、不安、抑うつ、過去のつらい体験、食事への警戒が症状の増幅・回避に関わることがあります。
心理社会的因子が関わっても、症状が作り物になるわけではありません。また、心理的負荷が目立たない人にもFDは起こります。「心か胃か」の二者択一ではなく、関わる経路を治療の選択肢として捉えます。
内視鏡で見える病変を治すモデルだけでなく、胃の運動、感覚、酸、粘膜、脳腸相関を組み合わせて調整することが、FD治療の基本です。
一度に多くを変えず、目的と判定日を決めて一段ずつ進めます。
警告症状・薬剤性
H. pylori等を評価
目標を具体化
食事・睡眠・活動
症状型に合う第一選択薬
必要時に心理的支援
症状・食事量・体重
副作用・生活への影響
中止・変更・専門連携
薬を漫然と重ねず、十分な試用期間と服用方法を確認し、無効時は診断と治療計画を見直します。
治療は、危険な病気を除外し、本人が最も困る症状と生活目標を決めたうえで、一度に多くを変えすぎず、効果判定日を決めて進めます。
警告症状、器質的疾患、薬剤性、H. pyloriを評価し、FDが実在する脳腸相関の病気であることを共有します。
規則性、1回量、脂肪量、食べる速さ、飲酒・喫煙、睡眠を、過度な制限にならない範囲で試します。
症状型と国内適応を確認し、酸分泌抑制薬、アコチアミド、六君子湯などを検討します。
十分な期間・服薬方法を確認し、無効なら診断を再評価して、漫然併用ではなく中止・変更を考えます。
消化管運動改善薬、低用量三環系抗うつ薬、心理療法などを、安全性と適応外使用を説明して検討します。
日本のガイドラインが第一選択として位置づけるのは、生活・食事指導、酸分泌抑制薬、アコチアミド、六君子湯です。ただし、ガイドラインで推奨されることと、各製剤が「FD」で国内承認・保険適用されることは同じではありません。
試験をまとめた日本のガイドラインでは、PPIで症状が消失または最小限になった割合は約31.1%、プラセボは約25.8%で、追加で1人が同じ状態に到達するために治療する人数の目安は11人でした。平均値であり、個人の効果を保証しません。プラセボ反応も含め、説明・経過観察・生活調整そのものが診療の一部です。
「効かなければ薬を足し続ける」のではありません。目標症状、試す期間、中止条件を処方前に決め、1〜2項目ずつ比較すると有効な治療を見つけやすくなります。

FDに全員共通の禁止食品や、確立した単一の「FD食」はありません。食べた物と症状の時間関係をみながら、栄養と楽しみを保てる最小限の調整を行います。
大盛りで悪化する場合は、少量を複数回に分けます。食べられる日は必要なエネルギーを確保します。
高脂肪食で症状が出る人は、揚げ物や脂の多い料理の量・頻度を減らして比較します。脂肪をゼロにはしません。
急いで飲み込まず、よく噛みます。食後すぐ横になると胸やけが悪化する場合は避けます。
アルコール、炭酸、カフェイン、辛い物が誘因なら量を調整します。反応がなければ一律に禁止しません。
起床・就寝と食事時刻をなるべく整え、無理のない身体活動を続けます。喫煙は中止を支援します。
便秘・下痢・腹部膨満が併存すると食後症状が強まることがあります。下部消化管症状を別に記録します。
低FODMAP食やグルテン除去をFD全員へ行う根拠は確立していません。試す場合も、症状と再導入を計画し、長期の多品目除去を避けます。体重減少、栄養不足、食物への強い恐怖、除去品目が増える場合は、管理栄養士や適切な専門診療へつなぎます。
食べられない原因を本人の努力不足にしません。脱水、急な体重減少、立ちくらみ、月経停止、筋力低下、嘔吐がある場合は、食事指導だけで経過をみず身体評価を優先します。
実行しやすい方法は「2週間だけ、夕食を2割小さくする」「脂の多い昼食後の症状を0〜10で記録する」のように、変更点と期間を一つずつ決めることです。
薬は主症状、検査結果、併存症、妊娠・授乳、腎肝機能、併用薬から選びます。下表は成人の代表例です。
同じ分類の薬は、症状や併用薬に応じて選び分けます。自己判断で重ねて服用しないでください。胃酸を抑える薬を長く使う場合は、継続の必要性と副作用を確認します。
| 分類 | 代表例・用法 | FDでの位置づけ・注意点 |
|---|---|---|
| アコチアミド | アコファイド錠100mg。成人100mgを1日3回、食前。 | 食後もたれ、上腹部膨満感、早期満腹感に第一選択。第III相試験では全般改善52.2%、プラセボ34.8%。心窩部痛・灼熱感への有効性は確認されていません。投与前に内視鏡等で器質疾患を除外し、1か月で改善しなければ中止を検討します。 |
| PPI | 例:パリエット錠10mg(ラベプラゾール)。用量・期間は病状に応じて決めます。 | 酸分泌抑制薬として第一選択。心窩部痛・灼熱感や逆流症状を手掛かりに検討。 |
| PPI | 例:ネキシウムカプセル10mg/20mg(エソメプラゾール)。用量・期間は病状に応じて決めます。 | 胃酸分泌を抑えるPPIの一つ。みぞおちの痛み・灼熱感や逆流症状を手掛かりに選びます。便秘・下痢、肝機能、併用薬との相互作用を確認します。 |
| PPI | 例:タケプロンカプセル15/30(ランソプラゾール)。用量・期間は病状に応じて決めます。 | PPIの一つ。酸に関連する症状に応じて選びます。下痢、発疹、肝機能障害などに注意し、併用薬も確認します。 |
| PPI | 例:オメプラール錠10/20(オメプラゾール)。用量・期間は病状に応じて決めます。 | PPIの一つ。みぞおちの痛み・灼熱感などを手掛かりに選びます。下痢・便秘、肝機能障害、併用薬との相互作用を確認します。 |
| H2受容体拮抗薬 | 例:ガスター錠20mg(ファモチジン)。用量・期間は病状・腎機能等に応じて決めます。 | 酸分泌抑制薬として第一選択の候補。腎機能、せん妄リスク、相互作用を確認します。 |
| H2受容体拮抗薬 | 例:プロテカジン錠5/10(ラフチジン)。用量・期間は病状に応じて決めます。 | 胃酸分泌を抑えるH2系の選択肢です。腎・肝機能や高齢者の状態を確認し、眠気、便秘・下痢などに注意します。 |
| 六君子湯 | 例:ツムラ43。成人標準1日7.5gを2〜3回、食前または食間。 | 日本のガイドラインでは第一選択。食欲低下、早期満腹、食後症状などをみて選びます。 |

P-CAB(代表例:タケキャブ/成分名:ボノプラザン)は酸を強く抑えますが、2021年の日本のFDガイドラインではFDへのエビデンスが十分でなく、弱い推奨・低い確実性でした。「強く酸を抑えるほどFDに必ず効く」とは限りません。
薬を選ぶときは、薬の強さだけでなく、食後のもたれ、早期満腹感、みぞおちの痛み・灼熱感のどれが生活を妨げているかを整理します。便通、眠気、食事量、体重の変化、仕事や運転の予定、妊娠・授乳、併用薬も確認し、主症状と生活上の優先順位を一つずつ確認して候補を絞ります。
一度に複数の薬や生活習慣を変えると、何が効いたか、何が副作用だったか分かりにくくなります。緊急性がない場合は、開始する内容、試す期間、期待する変化、中止や連絡の目安を先に共有し、変化を追える形で進めます。
開始後は、症状だけでなく、食事量、睡眠、排便、日中の活動、仕事への戻りやすさも確認します。開始日・症状・副作用・生活への影響を記録し、決めた時期に再評価します。十分な改善がないときは自己判断で増量せず、診断、服薬状況、未確認の背景要因を見直して、継続・変更・中止を相談します。
六君子湯は、日本のFDガイドラインで第一選択に位置づけられた漢方薬です。ただし、漢方薬だから誰にでも安全、長期に飲んでも問題ない、という意味ではありません。症状だけでなく体質・全身状態をみて選びます。
食欲低下、早期満腹感、食後のもたれなど。一定期間で食事量や支障が変わるかを確認します。
ツムラ医療用製剤は通常、成人1日7.5gを2〜3回に分け、食前または食間。年齢・体重・症状で調整します。
他の漢方、グリチルリチン製剤と重なると、低カリウム血症・血圧上昇・浮腫の危険が増えます。
脱力、筋肉痛・けいれん、むくみ、動悸、黄疸、濃い尿、強いだるさがあれば連絡します。
重大な副作用として、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害・黄疸が記載されています。高齢者、心・腎疾患、利尿薬使用、低カリウム血症では特に注意します。市販漢方も含め、薬名をお薬手帳にまとめます。
半夏厚朴湯、安中散などが症状・証に応じて検討されることはありますが、FDへの根拠は六君子湯より限定的です。複数の漢方を重ねて生薬量を増やすのではなく、目的と判定日を決めます。
妊娠・授乳中、肝腎疾患がある人、子どもは自己判断で使用しません。「食品・自然由来」と「薬物相互作用や副作用がない」は同じではありません。
第一選択で十分に改善しないときは、診断、服薬方法、H. pylori、便通、胃食道逆流、栄養状態を再確認したうえで第二選択を考えます。期待できる利益、不利益、代替案を説明して選びます。
胃の動き、吐き気、痛み、食欲など、治療したい症状に応じて選び分けます。FDの症状を和らげる目的と、併存するうつ病・不安症を治療する目的を区別します。
| 分類 | 代表例・用法 | 位置づけ・注意点 |
|---|---|---|
| モサプリド | ガスモチン錠5mg。通常、成人5mgを1日3回、食前または食後。 | 消化管運動改善薬で、ガイドラインでは第二選択の候補。下痢、腹痛、肝機能障害等に注意し、漫然投与しません。 |
| イトプリド | ガナトン錠50mg。用量・期間は症状や状態に応じて決めます。 | 胃の運動を整える薬。食後もたれ、膨満感、早期満腹感などを手掛かりに検討します。下痢・腹痛、プロラクチン上昇、肝機能障害などに注意します。 |
| ドンペリドン | ナウゼリン錠5/錠10。必要最小限の用量・期間で検討します。 | 吐き気・膨満感などへの補助薬。FD全体への効果の根拠は限られます。不整脈、眠気・ふらつき、プロラクチン上昇などに注意し、持病と併用薬を確認します。 |
| メトクロプラミド | プリンペラン錠5。必要最小限の用量・期間で検討します。 | 吐き気・嘔吐などへの補助薬。FD全体への効果の根拠は限られます。錐体外路症状・遅発性ジスキネジア・不整脈に注意します。眠気やめまいが出ることがあるため、服用中は運転を避けます。 |
| 三環系抗うつ薬 | 例:トリプタノール錠10(アミトリプチリン)。FD目的では低用量から専門的に検討することがあります。 | 痛み・知覚過敏が残る難治例の候補。眠気、口渇、便秘、尿閉、転倒、心伝導障害、緑内障、過量服薬毒性、双極症・自殺リスクを確認し、急に中止しません。 |
| タンドスピロン | セディール錠10mg。用量は症状や状態に応じて決めます。 | 不安や胃適応性への作用を期待した小規模試験があり、ガイドラインで抗不安薬の候補。眠気、めまい、ふらつき、運転・転倒に注意します。 |
| NaSSA | ミルタザピン リフレックス錠15mg/30mg レメロン錠15mg/30mg 用量は症状や状態に応じて決めます。 | 早期満腹感と体重減少を伴う一部の難治例で検討します。根拠はまだ限られます。眠気・めまい、体重増加に注意し、服用中は運転を避けます。 |
| SSRI | 例:セルトラリン(ジェイゾロフト)。用量は併存症と状態に応じて決めます。 | 併存するうつ病・パニック症などの治療を目的に検討します。FDの胃もたれや痛みへの効果は確立していません。吐き気、下痢、性機能への影響などに注意します。 |
ドンペリドン、メトクロプラミドなどを吐き気・運動症状に使うことがありますが、錐体外路症状、遅発性ジスキネジア、心電図QT延長・不整脈、プロラクチン上昇などを考え、長期の漫然使用を避けます。強い動悸や失神があれば、速やかに受診してください。
抗うつ薬などを使う場合は、眠気、体重・代謝、性機能、離脱、賦活化、自殺関連症状、躁転、相互作用を薬剤ごとに確認します。自己判断で増減・中止しないでください。
「抗うつ薬を勧められた=症状が精神的だと決めつけられた」ではありません。少量で脳腸相関や痛みの伝わり方を調整する目的と、うつ病等を治療する目的を分けて説明します。
処方時に、何を、いつまでに、どの程度改善したら続けるかを決めます。症状の自然変動が大きいため、薬を複数同時に開始すると何が効いたか分かりにくくなります。
① 目標症状:例「夕食後のもたれを8から4以下へ」「1食を7割食べられる」「週2回は外食できる」。
② 安全指標:体重、水分、嘔吐、便色、貧血、眠気、転倒、肝機能・電解質などを薬に応じて確認。
③ 服薬条件:食前・食後、飲み忘れ、自己調整、市販薬、飲酒を確認し、無効と飲み方の問題を分けます。
④ 判定日:短期の副作用確認と、症状効果の判定日を分けます。無期限の「とりあえず継続」にしません。
⑤ 終了条件:無効、副作用、警告症状、十分な改善が続いた場合に、中止・減量・切替えを検討します。
アコチアミドは添付文書上、1か月使っても改善しない場合は中止を考慮し、継続中も定期的に有効性を確認します。改善が続く場合も、漫然と長期投与せず中止を検討します。症状が残る場合は、器質的疾患の可能性を再評価します。
酸分泌抑制薬も、十分な試用後に効果がなければ、量を際限なく増やすより、主症状・診断・H. pylori・服薬薬剤を見直します。長期継続が必要な承認疾患がある場合は、その利益と有害事象を別に評価します。
改善の有無は「今日は痛いか」だけで決めず、2〜4週間の平均、食事量、欠勤・欠席、救急受診、頓服回数を治療前と比べます。
抗うつ薬、抗不安薬、ステロイド等を自己判断で急に中止しません。離脱症状や原疾患の悪化があり得るため、処方医と減量計画を立てます。
主症状、食事量、外出など、変化を確認する項目を共有します。
体重、水分、嘔吐、便色、眠気などを治療に応じて確認します。
副作用を確認する日と、症状への効果を見る日を分けます。
無効、副作用、警告症状、改善の持続を踏まえて見直します。
症状が長引くと、「食べたら悪化するかもしれない」という予測、外食回避、身体感覚への警戒、睡眠不足が相互に強くなることがあります。心理療法は、症状を否定するのではなく、胃腸の信号に対する脳の反応、回避、生活の狭まりを調整する治療です。
症状への予測、注意、回避を整理し、食事や活動を安全な範囲で段階的に取り戻します。
呼吸、休息、問題解決、睡眠を整えます。「ストレスをなくす」より反応の幅を広げます。
腸管指向性催眠療法等の研究はありますが、実施者・利用可能性・根拠の確実性は限られます。
うつ病、不安症、パニック症、摂食障害、PTSD等があれば、診断ごとの標準治療を並行します。
心理療法の研究は薬物療法より小規模で、方法も一定していませんが、難治例の症状や生活の質を改善する可能性があります。希望、通院可能性、費用、治療者の専門性を確認し、薬を使うかどうかとは独立して検討できます。
仕事、家族、学校、過去の体験、気分、不安、睡眠、食事への恐怖を尋ねるのは、原因を「心」に押しつけるためではありません。再発を起こす場面、安全に練習できる場面、併存疾患を見つけ、治療の選択肢を増やすためです。
目標は不安を完全に消してから食べることではなく、不安や胃の感覚があっても、必要な栄養と生活の選択肢を少しずつ取り戻すことです。
食べたらつらくなるという予測が強まります。
胃の感覚へ注意が集まり、食事や外出を避けやすくなります。
栄養、仕事、人との食事、睡眠へ影響が広がります。
症状を否定せず、食事や活動を小さな段階で取り戻します。
FDは単独とは限らず、胃食道逆流症、過敏性腸症候群、慢性便秘、片頭痛・慢性頭痛、線維筋痛症、不安症、うつ病、睡眠障害などと重なることがあります。併存症をすべて一つの薬で治そうとせず、優先順位を決めます。
十分な治療を行っても支障が続く場合。診断、検査時期、服薬、薬剤性、栄養、便通、心理社会的因子を再評価します。
妊娠悪阻、妊娠合併症などを先に評価。薬・漢方は妊娠週数と授乳を含め、産婦人科・小児科と利益不利益を検討します。
成人用量や成人Rome基準をそのまま当てはめません。成長曲線、学校生活、家族環境、摂食障害を含め小児診療へつなぎます。
新規症状、体重減少、貧血、がん、薬剤性を慎重に評価。腎肝機能、眠気、転倒、抗コリン負荷、服薬数を確認します。
体形へのこだわり、嘔吐、食物への恐怖、極端な除去、低体重があれば、消化器症状と並行して専門的に評価します。
胃不全麻痺、血糖変動、GLP-1薬、手術後の解剖変化を確認し、消化器・代謝の専門診療と連携します。
治療抵抗性は「治らない」「本人が難しい」という意味ではありません。標的が合っていない、併存症が未治療、食事制限で身体状態が悪化、薬の副作用が症状に見えるなど、修正可能な要因を一つずつ探します。
妊娠・授乳中の処方、子どもへの処方、高齢者の向精神薬は、成人一般の表だけで自己判断できません。市販薬・サプリ・漢方を含め、使用前に主治医へ伝えてください。
必要に応じて消化器内科、内視鏡、栄養、産婦人科、小児科、心療内科・精神科を組み合わせます。連携はFDを否定するためではなく、安全と治療選択肢を増やすためです。
Q. 検査で異常がないなら、胃の病気ではないのですか?
A. いいえ。FDは、潰瘍やがんのような大きな構造異常がなくても、胃の受け入れ、運動、感覚、酸、十二指腸、脳腸相関の調節で症状が起こる病気です。症状と生活障害は実在します。
Q. 上部内視鏡は全員に必要ですか?
A. 全員へ一律ではありません。警告症状、年齢、病歴、過去の内視鏡、H. pylori、地域の胃がんリスクから決めます。ただし、アコチアミドを処方するときは添付文書に従い、内視鏡等で器質的疾患を除外します。
Q. Rome IVの「6か月」が過ぎるまで診断や治療を待ちますか?
A. 待ちません。6か月は主に研究用の時間基準です。警告症状の評価、必要な検査、栄養確保、症状治療は早期から行います。日本のガイドラインも「慢性」の期間を実臨床で判断します。
Q. PDSとEPSの両方になることはありますか?
A. あります。食後もたれ・早期満腹感と、みぞおちの痛み・灼熱感が重なる人は少なくありません。どちらか一つへ無理に決めず、最も支障の大きい症状から治療します。
Q. H. pyloriが陽性ならFDではありませんか?
A. まず適応があれば除菌し、除菌できたかを確認します。除菌後6〜12か月にわたり症状が持続的に改善した場合はH. pylori関連ディスペプシアと考えます。症状が残ればFDや別の病気を再評価します。
Q. ストレスが原因ですか?
A. ストレスや不安が増悪因子になる人はいますが、全員の単一原因ではありません。胃の運動・感覚・酸・粘膜と脳腸相関を合わせて考えます。「気にしすぎ」で片づけません。
Q. 食べてはいけない物はありますか?
A. 全員共通の禁止食品はありません。大食、高脂肪、酒、カフェイン、炭酸、辛い物などで再現性よく悪化する場合に量を調整します。栄養不足になる多品目除去は避けます。
Q. 少量を何回かに分けるとよいですか?
A. 1回量で食後症状が強まる人には役立つことがあります。ただし総摂取量が減りすぎないようにします。体重が減っている場合は、栄養士を含めてエネルギー確保を優先します。
Q. 低FODMAP食やグルテン除去を試してよいですか?
A. FD全員への標準治療としては確立していません。併存する過敏性腸症候群やセリアック病等の評価をせず長期除去すると、栄養不足と食への恐怖を招きます。試すなら期限と再導入を決めます。
Q. アコファイドはどの症状にも効きますか?
A. 国内承認はFDの食後膨満感、上腹部膨満感、早期満腹感です。心窩部痛・心窩部灼熱感への有効性は確認されていません。成人100mgを1日3回食前に服用します。
Q. アコファイドはいつまで続けますか?
A. 1か月で改善がなければ中止を検討します。改善中も定期的に有効性を確認し、持続的に良くなれば中止を検討します。症状が残る場合は器質的疾患も再評価します。
Q. PPIはFDの保険適用薬ですか?
A. 学会は酸分泌抑制薬をFDの第一選択に挙げていますが、代表的PPIの国内承認効能にFDはありません。FD単独への使用は承認適応外で、併存する承認疾患と用法を含め保険上の扱いを判断します。
Q. 六君子湯は自然の薬だから安全ですか?
A. 副作用があります。甘草による低カリウム血症、血圧上昇、浮腫、筋障害や、肝機能障害・黄疸に注意します。他の漢方・グリチルリチンとの重複を必ず伝えてください。
Q. なぜ抗うつ薬を使うのですか?
A. 難治例で痛みの伝わり方や脳腸相関を調整する目的と、併存するうつ病等を治療する目的があります。FDへの国内承認はなく、適応外であること、安全性、保険扱いを説明してから検討します。
Q. 薬が効かなければ何種類も併用しますか?
A. 先に診断、服薬方法、H. pylori、薬剤性、便通、栄養を再評価します。目的の分からない併用を増やさず、目標・期限・中止条件を決めて一つずつ試します。
Q. 妊娠・授乳中や子どもでも同じ薬を使えますか?
A. 同じには扱いません。妊娠悪阻、成長、脱水などを先に評価し、妊娠週数、授乳、年齢、体重から薬ごとに判断します。市販薬・漢方も使用前に相談してください。
Q. どんな症状なら救急ですか?
A. 吐血、黒色便、失神、突然の激しい腹痛、硬い腹、胸痛・息苦しさ、黄疸、意識変化は通常予約を待ちません。食事・水分が保てない、進行する嚥下困難、急な体重減少も早急に相談します。
Q. 初診に何を持って行けばよいですか?
A. お薬手帳、市販薬・サプリ一覧、過去の内視鏡・病理・血液検査、健診結果、H. pylori検査・除菌歴、体重経過をお持ちください。1〜2週間の簡単な症状・食事記録も役立ちます。
当院では、症状の型と経過、体重・食事量、薬剤、睡眠・心理社会的因子、生活への支障を整理し、処方可能な範囲の治療と必要な診療科への紹介を行います。「胃の症状だからFD」と先に決めず、安全確認を優先します。
PDS・EPS症状、警告症状、便通、体重、服薬、既往・家族歴を確認します。
食事・生活、薬の承認適応、保険扱い、効果判定日を共有します。
内視鏡、H. pylori検査、血液・画像検査が必要なら消化器内科等へつなぎます。
症状、食事量、体重、生活支障、副作用を比べ、中止・変更・追加検査を判断します。
吐血、コーヒー残渣様の嘔吐、黒色便、失神、突然の激しい腹痛、硬い腹、胸痛・息苦しさ、黄疸、意識の変化では、救急車を要請するか救急医療機関へ相談してください。
救急性がなくても、進行する嚥下困難、反復嘔吐、意図しない体重減少、貧血、発熱、夜間の強い症状、新しい症状が短期間で悪化する場合は、早めに消化器内科・身体診療を受診してください。院内で実施できる検査・治療は予約時にご確認ください。
診断・治療・国内承認を確認した主な一次資料・公的資料です。本文を読みやすくするため本文内の番号引用は省略しています。
[1]日本消化器病学会.機能性消化管疾患診療ガイドライン2021―機能性ディスペプシア(FD).
[2]日本消化器病学会.機能性消化管疾患診療ガイドライン2021―機能性ディスペプシア(FD)[PDF].
[3]Miwa H, et al. Evidence-based clinical practice guidelines for functional dyspepsia 2021. J Gastroenterol. 2022;57:47–61.
[4]Rome Foundation.Rome IV Diagnostic Criteria for Functional Dyspepsia.
[5]Rome Foundation.Rome IV Diagnostic Criteria for Functional Gastrointestinal Disorders, 2019 booklet.
[6]Stanghellini V, et al. Gastroduodenal Disorders. Gastroenterology. 2016;150:1380–1392.
[7]Rome Foundation.Rome V overview.
[8]Rome Foundation.Rome V Clinical Criteria Guidelines.
[9]Drossman DA, Chang L, Tack J. Disorders of Gut-Brain Interaction and the Rome V Process. Gastroenterology. 2026;170:1083–1098.
[10]日本ヘリコバクター学会.H. pylori感染の診断と治療のガイドライン2024改訂版.
[11]日本ヘリコバクター学会.同ガイドライン公開資料[PDF].
[12]PMDA.アコファイド錠100mg 電子添文・審査報告書等.
[13]PMDA.アコファイド錠100mg 再審査報告書[PDF].
[14]Matsueda K, et al. A placebo-controlled trial of acotiamide for meal-related symptoms of functional dyspepsia. Gut. 2012;61:821–828.
[15]PMDA.ツムラ六君子湯エキス顆粒(医療用)電子添文.
[16]PMDA.パリエット錠10mg 電子添文.
[17]PMDA.ガスター錠20mg 電子添文[PDF].
[18]PMDA.ガスモチン錠・散 電子添文.
[19]PMDA.トリプタノール錠 電子添文.
[20]Pinto-Sanchez MI, et al. Proton pump inhibitors for functional dyspepsia. Cochrane Database Syst Rev. 2017.
[21]Talley NJ, et al. Effect of amitriptyline and escitalopram on functional dyspepsia. Gastroenterology. 2015;149:340–349.e2.
[22]Ford AC, et al. Efficacy of psychotropic drugs in functional dyspepsia: systematic review and meta-analysis. Gut. 2017;66:411–420.
[23]Vanheel H, et al. Impaired duodenal mucosal integrity and low-grade inflammation in functional dyspepsia. Gut. 2014;63:262–271.
[24]PMDA.ネキシウムカプセル10mg/20mg(エソメプラゾール)電子添文.
[25]PMDA.タケプロンカプセル15/30(ランソプラゾール)電子添文.
[26]PMDA.オメプラール錠10/20(オメプラゾール)電子添文.
[27]PMDA.プロテカジン錠5/10(ラフチジン)電子添文.
[28]PMDA.ガナトン錠50mg(イトプリド)電子添文.
[29]PMDA.ナウゼリン錠5/錠10(ドンペリドン)電子添文.
[30]PMDA.プリンペラン錠5(メトクロプラミド)電子添文.
[31]PMDA.リフレックス錠15mg/30mg(ミルタザピン)電子添文/レメロン錠15mg/30mg(ミルタザピン)電子添文.
[32]PMDA.ジェイゾロフト錠・OD錠(セルトラリン)電子添文.
[33]Tack J, et al. Efficacy of Mirtazapine in Patients With Functional Dyspepsia and Weight Loss. Clin Gastroenterol Hepatol. 2016;14:385–392.e4.
[34]Mahadeva S, et al. Second Asian Consensus Report on Functional Dyspepsia (2025): Updated Recommendations. J Gastroenterol Hepatol. 2026;41:832–853.