

「眠らなくても平気で、次々に計画が浮かぶ」「急に活動的になり、話し続ける」「高額な買い物や契約をしてしまう」「怒りっぽくなり、家族や職場と衝突する」「うつ状態を何度も繰り返す」。双極症では、抑うつだけでなく、普段の自分から明らかに変わる活動性・エネルギー・睡眠欲求の時期を長い経過の中で確認します。
気分の波があるだけで双極症と決まるわけではありません。睡眠不足、仕事や家庭の状況、ADHD、不安症、甲状腺疾患、薬やアルコールなどでも気分や活動性は変化します。診察では、変化が何日続いたか、周囲からどう見えたか、判断や生活にどのような影響が出たかを丁寧に整理します。
軽躁状態は本人には「調子がよい」「本来の自分に戻った」と感じられ、うつ状態だけを受診時に伝えて見逃されることがあります。一方で、明るい性格、仕事が忙しい時の短期的な高揚、通常の喜びまで病気として扱うものでもありません。本人の記憶だけでなく、同意を得た家族・パートナーからの情報、睡眠覚醒表、ライフチャート、過去の処方歴が診断の助けになります。
当外来では、双極I型・双極II型、単極性うつ病、適応反応症、ADHD、物質・薬剤による変化、身体疾患などを整理し、現在の病期と長期的な再発予防を分けて検討します。薬物療法だけでなく、心理教育、生活リズム、家族との早期兆候の共有、仕事・金銭・運転等の安全策も組み合わせます。
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双極症は、経過の中で躁病・軽躁病、抑うつなどの病相(エピソード)が生じる気分症です。典型的には病相の間に症状が落ち着く時期を挟みますが、現れ方や順序、回数は人によって異なります。単に気分が上下するのではなく、気分、活動性、エネルギー、睡眠欲求、話し方、考える速さ、判断、対人関係が普段の状態からまとまって変わり、その傾向が一定期間続くことを確認します。一日の中の機嫌の変化や、忙しい日の一時的な高揚だけで診断するものではありません。
躁病・軽躁病の時期には、短時間しか眠っていないのに疲れず、本人も眠る必要をあまり感じない「睡眠欲求の低下」がみられることがあります。これは、眠りたいのに眠れず翌日に疲れが残る不眠とは分けて確認します。複数の計画を同時に始める、話が止まらない、考えが次々に浮かぶ、注意が移りやすい、自信や活動量が増すほか、買い物、契約、投資、運転、対人関係などで普段なら避ける判断や行動が増える場合があります。気分が明るいとは限らず、強い焦り、いら立ち、怒り、攻撃的な口調として表れることもあります。軽躁病は本人には好調・多忙と感じられることがありますが、躁病では生活への著しい支障、入院の必要性、精神病症状を伴うことがあります。
うつ病の時期には、気分の落ち込み、興味の低下、強い疲労、過眠または不眠、思考や動作の遅さ、罪悪感、死にたい考えなどがみられます。抑うつと同時に、考えが次々に浮かぶ、活動性や焦燥が強まる、睡眠欲求が低下するなど、躁・軽躁の要素が混じる「混合状態」が現れることもあります。強い焦燥や衝動性に死にたい考えが重なる場合は、安全性を優先して評価します。受診時がうつ状態でも、過去に「いつもの自分と違う好調さ」や、睡眠が少なくても活動できた時期がなかったかを振り返ることが重要です。本人の記憶だけでなく、家族の観察、睡眠記録、支出・連絡・仕事量の変化も手掛かりにし、薬や物質、身体疾患による変化ではないかも確認します。
昇進、転職、開業、創作、買い物、旅行、恋愛などの出来事だけで判断せず、その時期の睡眠時間、疲労感、話す量、支出、仕事量、周囲との衝突、その後の反動を時系列で振り返ります。結果が成功していても、普段からの変化が大きければ診断上の手がかりになります。
診断は一度の気分や質問票だけで決めません。数年単位の経過、薬による変化、家族歴、身体疾患、生活上の影響を合わせて評価し、必要に応じて診断を見直します。
誰にでも、睡眠不足、忙しさ、達成、失敗、対人関係、月経周期などに伴う気分の変化があります。休息や出来事の解決に伴って元へ戻る反応もあり、気分の波があるだけで双極症と決まるわけではありません。双極症を考える時は、気分の強さだけでなく、普段からの変化、持続期間、活動性、睡眠欲求、生活への影響を組み合わせます。薬、アルコール・薬物、甲状腺などの身体疾患、交替勤務や極端な睡眠不足でも似た変化が起こるため、前後を含む時系列と別の原因の可能性も一緒に確認します。
診察では、受診した日の状態だけでなく、これまでの落ち込みと、その前後に「調子がよかった」「忙しくても疲れなかった」と感じた時期を一続きの経過としてたどります。軽躁の時期は本人には好調に感じられ、症状として受診時に語られにくいことがあります。反対に、抑うつの症状だけではうつ病(単極性うつ病)との区別が難しいため、現在の症状だけを切り取らず、長い経過の中で、気分と活動がどのように変化してきたかを確認します。
双極症を確定する単独の血液検査や画像検査はありません。質問票も診察を補うもので、点数だけで診断は決まりません。必要に応じて身体診察や採血を行い、甲状腺疾患など別の原因の可能性や、治療を安全に選ぶために必要な情報を確認します。初回で情報がそろわない場合は、診断名を急いで固定せず、日々の経過を見ながら見直します。睡眠覚醒表、手帳、カレンダー、過去の処方歴などは参考になりますが、資料を完璧にそろえたり、過去をすべて思い出したりしてから受診する必要はありません。
① 普段からの変化
他人の性格や活動量と比べるのではなく、症状が落ち着いている時の本人と比較します。睡眠、活動、話す量、考える速さ、自信、判断が同時に変わり、「いつもの本人らしい範囲」を超えているかを確認します。
② 何日続いたか
始まった日、最も強かった時期、元へ戻った時期を時系列で整理します。数時間だけの気分変化か、同じ傾向が日をまたいで続いたか、途中で普段の状態へ戻ったかを確認し、まとまった病相として捉えられる期間かを評価します。
③ 活動性とエネルギー
気分が明るくなくても、仕事や計画を同時に増やす、外出・連絡・買い物が急増する、休まず動き続けることがあります。実際の行動量と目的に向かう活動が普段より増えたかを、予定表、連絡履歴、支出なども手掛かりに確認します。
④ 睡眠欲求
就床・入眠・起床時刻、実際の睡眠時間、翌日の疲労を確認します。眠りたいのに眠れず苦しい不眠なのか、短く寝ても疲れず、眠る必要を感じない睡眠欲求の低下なのかを分けます。うつ状態で睡眠時間が長くなる変化も記録します。
⑤ 生活への影響
遅刻・欠勤、仕事量、家計、対人関係だけでなく、契約、投資、運転、性的行動、安全、信用、その後の疲労や抑うつへの影響も確認します。結果が成功していても、普段なら選ばない危険や負担が増えていないかを評価します。
⑥ 周囲からの見え方
本人には好調・多忙と感じられ、変化へ気づきにくい時期があります。家族・同僚から「いつもと違う」「話が止まらない」「やり過ぎ」と言われた時期を確認します。周囲の意見だけで決めず、本人の記録と周囲から見た具体的な変化を照合します。
日内変動、ストレスへの反応、疲労、発達特性、トラウマ、不安、対人関係による変化など、多くの可能性があります。双極症では、エピソードとしてまとまる普段からの変化と、前後を含む長期経過を重視します。
診断名を急いで決めるより、次に同じ変化が起きた時に早く気づける記録を作ることが、治療と安全の両方に役立ちます。
気分だけでなく、睡眠、活動性、判断、生活への影響を時系列で確認します。
睡眠欲求が減る
活動や会話が増える
判断が普段と変わる
気分や意欲が下がる
疲労と集中困難
自責や希死念慮
活動性と苦痛が同時に高い
焦燥や衝動性が強い
安全を早めに評価する
一日の気分変動だけでは診断しません。持続期間、普段との差、周囲から見た変化、生活への影響を合わせて判断します。
上記の期間は診断基準の目安であり、自己診断のための数字ではありません。薬や物質、身体疾患による状態を除外し、普段からの変化と機能への影響を医師が評価します。
軽躁病は「軽い躁病だから安全」という意味ではありません。浪費、過剰な約束、恋愛・性的行動、仕事上の決断、運転、対人衝突が生じたり、その後に重いうつ状態へ移行したりすることがあります。
活動性や焦燥が高い一方で、絶望感、自責、死にたい考えが強い場合があります。本人が動ける状態だから安全とは限りません。急な悪化、具体的な計画、衝動性がある時は次回予約を待たず評価します。
躁病・軽躁病のサインは「気分がよい」だけではありません。本人には長所や好調さに感じられても、周囲からは普段との違いが先に見えることがあります。
うつ状態では、一般的なうつ病と同じく、落ち込み、興味低下、疲労、集中困難、過眠・不眠、食欲変化、自責、希死念慮がみられます。双極症のうつ状態を症状だけで単極性うつ病と完全に区別することは難しく、過去の活動性上昇、家族歴、抗うつ薬への反応、反復する経過を確認します。
■双極I型
現在または過去に、少なくとも1回の躁病エピソードがある場合に診断します。躁病では、気分と活動性・エネルギーの明らかな変化により生活機能が著しく損なわれ、入院が必要になったり、妄想などの精神病症状を伴ったりすることがあります。抑うつエピソードを経験する方は多いものの、双極I型の診断に抑うつエピソードは必須ではありません。薬や物質、身体疾患だけで説明される躁症状ではないかも確認します。
■双極II型
少なくとも1回の軽躁病エピソードと抑うつエピソードの両方があり、躁病エピソードを経験していない場合に診断します。軽躁病は周囲にも分かる普段からの変化ですが、それ自体では躁病ほど著しい生活機能障害、入院の必要性、精神病症状を伴いません。「II型だから軽い病気」という意味ではなく、長く反復するうつ、希死念慮、仕事や生活への負担が中心になることがあります。後に躁病エピソードが確認された場合は双極I型として整理します。
■急速交代型
直近12か月に、診断基準を満たす躁病・軽躁病・抑うつ等のエピソードが4回以上あり、寛解を挟むか反対の極へ切り替わる経過です。双極I型・II型の経過を表す特定の呼び方で、独立した別の病気ではありません。数時間ごと、または1日の中で気分が頻繁に変わることを、そのまま急速交代型とは呼びません。睡眠、薬、物質使用、甲状腺機能など、頻回化に関係する要因も確認します。
■特定不能・薬剤性・身体疾患関連
双極症を疑う臨床的に重要な変化があっても、典型的な持続期間や症状数に届かない場合、情報がまだ不足している場合は、経過に応じて「他の特定される」「特定不能」などに整理します。一方、抗うつ薬・ステロイド・その他の薬や物質との時間的関係が明確な場合や、甲状腺疾患、神経疾患など身体疾患に伴う場合は、それぞれ別の診断枠組みで評価します。自己判断で薬を中止せず、開始・増減時期と症状の変化を確認します。
国際的な調査では、生涯有病率は双極I型約0.6%、双極II型約0.4%と報告されています。日本の一般住民を対象とした同様の調査ではI型・II型を合わせて約0.2%、別のインターネット調査では0.6%でした。対象者、質問方法、診断方法が異なるため、数字を単純に比較したり、受診中の人数へそのまま置き換えたりはできません。厚生労働省の「気分障害」患者数にはうつ病等も含まれるため、双極症だけの人数としては扱えません。有病率は個人の診断を決める数字ではなく、診断では一人ひとりの病相と長期経過を確認します。
過去に躁病があったか、うつが中心か、混合性があるか、季節・出産・交代勤務と関連するか、どの薬で改善・悪化したかにより、再発予防の方針が変わります。
過去の高揚、うつの反復、薬や生活との時間関係を三領域で示します。
睡眠、活動、判断、入院や精神病症状を確認します。
長さ、反復、生活維持と安全への影響を確認します。
季節、出産、勤務、薬による変化を時系列で見ます。
過去の変化、周囲から見た普段との差、生活への影響が治療選択に重要です。
次のいずれかがある場合は、単なる性格や一時的な好調と決めつけず、精神科・心療内科で経過を相談する目安になります。
① 睡眠が大きく変わる
短時間睡眠でも平気な時期と、過眠・不眠を伴ううつの時期を繰り返す。
② 周囲が変化に気づく
「別人のよう」「話が止まらない」「やり過ぎ」と言われる。
③ 判断の損失が出る
浪費、借入、契約、退職、対人衝突、危険運転などが起こる。
④ うつを繰り返す
複数回のうつ状態、季節性、産後の気分エピソードがある。
⑤ 抗うつ薬で変化する
開始・増量後に不眠、焦燥、活動性上昇、話し過ぎが出た。
⑥ 家族歴がある
双極症、反復性うつ病、自殺、入院治療等の家族歴がある。
受診前に病名を決める必要はありません。「眠れない」「怒りが強い」「うつが戻った」など、現在困っていることから相談できます。過去の診断や処方が分かるお薬手帳・紹介状があればお持ちください。
軽躁病の時期は受診につながりにくく、記憶だけでは期間や影響を再現しにくいためです。暫定的に治療と安全確保を始め、記録や家族情報を増やしながら診断を更新することがあります。
双極症では、診察室での一時点だけでなく、数か月から数年にわたる長期の時間軸が重要です。受診時にはうつ状態でも、過去に睡眠欲求が減り、活動や判断が普段から大きく変わった時期がある場合があります。学業・就職・転職・結婚・出産・病気・季節・交代勤務などの出来事と、睡眠、活動、気分、いら立ち、支出、薬の開始・増減、生活上の結果を一枚のライフチャートへ並べます。変化の始まり、最も強かった時期、元へ戻った時期、その後の疲労や抑うつまで記すと、病相の境界や繰り返し方が見えやすくなります。日付が曖昧でも、学年、勤務先、季節、家族行事などを手掛かりに、おおよその順序から整理できます。
躁病・軽躁病の時期は、本人には好調・多忙と感じられ、変化への気づきや治療の必要性の認識が乏しくなることがあります。そのため、家族や身近な人が見た睡眠時間、連絡量、活動、支出、怒り、運転、仕事上の判断などの具体的な変化が診断と再発予防の手掛かりになります。ただし、家族の評価だけで診断を決めたり、本人の説明を退けたりはしません。可能な範囲で本人へ目的を説明し、誰から、何を、どの範囲で確認するかを相談します。情報共有では本人の同意とプライバシーを基本とし、家族自身の睡眠・仕事・安全への負担にも配慮します。本人または周囲の安全が切迫している場合は、通常の情報共有とは分けて速やかに対応します。
睡眠:何時に寝て何時に起きたか、短時間でも疲れなかったか。
活動:外出、仕事、電話・SNS、片付け、計画が増えたか。
判断:支出、契約、運転、飲酒、対人距離が変わったか。
会話:速度、量、話題の移り方、遮られた時の反応が変わったか。
初診時に家族が同席できなくても構いません。本人が了承した範囲で、後日メモ、生活記録、短い情報提供を確認する方法もあります。暴力や安全上の問題がある場合は、家族だけで抱えず医療・行政・救急の支援へつなげます。
■単極性うつ病
過去に躁病・軽躁病がないかを確認します。うつ症状だけでは完全に区別できません。
■ADHD・発達特性
幼少期から持続し複数場面にある特徴か、普段から明らかに変わるエピソードかをみます。併存することもあります。
■不安症・PTSD・パーソナリティ特性
状況への反応性、対人関係との結びつき、持続時間、活動性・睡眠欲求のまとまりを確認します。
■統合失調症等
精神病症状と気分エピソードの時間的関係を評価します。
■薬・物質
抗うつ薬、ステロイド、刺激薬、L-dopa、カフェイン、エナジードリンク、アルコール、違法薬物等との時間的関係を確認します。
■身体・神経疾患
甲状腺、内分泌代謝、てんかん、脳疾患・外傷、睡眠障害等を症状に応じて検討します。
40歳以降で初めて強い躁症状が出た、意識の変化や幻視がある、神経症状がある、治療反応が非典型な場合は、身体・神経疾患や薬剤性をより慎重に評価します。
診断を確定できる血液検査や脳画像はありません。ただし、身体疾患の除外と薬を安全に使うための検査は重要です。健康診断、他科の検査、お薬手帳があれば診察時にお持ちください。
質問票は気づきの補助にはなりますが、点数だけで双極症を診断しません。ライフチャート、睡眠覚醒表、気分記録、社会リズム表を組み合わせ、診察で意味を確認します。
| 記録・尺度 | 分かること | 限界・使い方 |
|---|---|---|
| ライフチャート | 年単位の気分、睡眠、薬、仕事・生活イベント | 記憶が曖昧でも空欄のまま開始し、後から追加します |
| 睡眠覚醒表 | 就寝・起床、睡眠時間、眠気、睡眠欲求の変化 | 睡眠時間だけで病期は決めません |
| 気分記録 | 落ち込み・高揚・いら立ちと生活機能の推移 | 毎日細かく記録しすぎて負担にならない方法を選びます |
| MDQ等 | 過去の躁・軽躁症状を振り返る手がかり | スクリーニングであり、陽性でも診断確定ではありません |
| YMRS・MADRS等 | 躁症状・抑うつ症状の重症度と経過比較 | 診察所見と生活機能を合わせて解釈します |
睡眠が2日続けて短くなる、連絡や買い物が増える、いら立ちが強くなるなど、本人に合う少数の早期兆候を決めます。数値を毎時間確認する必要はありません。
双極症の治療は、現在の病期によって優先順位が変わります。躁病・混合性では安全と刺激の低減、双極性うつでは自殺リスクと生活維持、安定期では再発予防と副作用の軽減を重視します。
① 現在の病期
躁病、軽躁病、うつ、混合性、寛解のどこにあるか。
② 安全と生活
睡眠、飲食、自殺・他害、運転、浪費、契約、家族支援を確認。
③ 薬物療法
病期、過去の効果、副作用、身体疾患、妊娠希望を踏まえて選択。
④ 心理社会的支援
心理教育、CBT、家族介入、社会リズム、仕事上の調整。
⑤ 維持療法
次の躁・うつを防ぎ、入院・休職・生活上の損失を減らす。
⑥ 共同意思決定
効果だけでなく、本人が大切にしたい生活と許容できる負担を共有。
治療の目標は気分を平らにして個性をなくすことではありません。本人らしい範囲の感情を保ちながら、病的なエピソードと生活上の損失を減らすことを目指します。
重症の躁病、精神病症状、切迫した自殺リスク、飲食不能、著しい消耗などでは入院や修正型電気けいれん療法(mECT)を検討することがあります。外来で続けること自体を目的にせず、必要な治療強度を選びます。
病期と安全を確認し、治療を選び、長期目標へつなぐ流れです。
躁・うつ・混合性
睡眠・飲食・危険行動
薬物療法
心理社会的支援
再発予防
本人の目標と負担
急性期の治療と長期の再発予防を分け、本人が大切にしたい生活も計画へ入れます。
躁病・混合性の急性期では、まず本人と周囲の安全、睡眠と飲食、刺激の調整を行います。抗うつ薬、ステロイド、刺激薬、アルコール・物質等が状態に影響していないかを確認し、必要に応じて処方医と調整します。
■刺激を減らす
深夜の仕事、SNS、会議、買い物、人との議論、カフェイン等を減らし、落ち着ける環境を作ります。
■重要な決定を延期する
退職、離婚、高額契約、借入、投資、開業等は、判断が安定するまで保留する方法を検討します。
■薬物療法を開始・調整する
気分安定薬、非定型抗精神病薬等を、病状と安全性に応じて単剤または併用で検討します。
■家族と危機計画を作る
睡眠低下、怒り、支出増加等の早期兆候と、受診・連絡の基準を共有します。
日本うつ病学会ガイドラインでは、忍容性が許せば気分安定薬と抗精神病薬の併用、次いで抗精神病薬単剤、気分安定薬単剤などを病状に応じて提案しています。実際の選択では、現在の病期、過去の反応、副作用、併存症、本人の希望を重ねて検討します。
正面から論破しようとすると対立が強まる場合があります。短く具体的に話し、危険な物・車の鍵・決済手段から距離を置き、医療機関への連絡を優先します。暴力の危険がある時は家族だけで対応せず、警察・救急を含む安全確保を選びます。
双極症の薬は「気分安定薬」「抗精神病薬」等に分けられますが、同じ薬でも病期、剤形、使用目的が異なります。以下は代表的な商品名と成分名であり、処方を約束する一覧や自己選択表ではありません。
| 主な商品名 | 成分名 | 主な確認点 |
|---|---|---|
| リーマス | 炭酸リチウム | 血中濃度、腎・甲状腺・Ca、脱水、NSAIDs・ACE阻害薬/ARB・利尿薬 |
| デパケン/セレニカR/バレリン等 | バルプロ酸ナトリウム | 肝機能、血球、妊娠、体重、振戦、必要時アンモニア |
| テグレトール | カルバマゼピン | 血球、肝機能、Na、皮疹、多数の薬物相互作用 |
| エビリファイ | アリピプラゾール | アカシジア、不眠、衝動制御障害、代謝項目 |
| ジプレキサ | オランザピン | 眠気、体重、食欲、血糖・脂質 |
| セロクエル錠・細粒 | クエチアピン | 躁状態の鎮静・気分安定を目的に病状に応じて検討。眠気、起立性低血圧、体重・血糖・脂質、便秘、心電図・QT、CYP3A4関連薬 |
| リスパダール | リスペリドン | 興奮、易刺激性、精神病症状等を伴う躁状態で検討。アカシジア、プロラクチン、錐体外路症状、体重・糖脂質、心電図・QT |
| 主な商品名 | 成分名 | 位置づけ・主な確認点 |
|---|---|---|
| ビプレッソ徐放錠 | クエチアピン | 双極症のうつ状態で検討。眠気、起立性低血圧、体重・食欲、血糖・脂質、便秘、心電図・QT、併用薬を確認 |
| セロクエル錠・細粒 | クエチアピン | 抑うつ、不眠、焦燥等の症状と病相全体を見て検討。眠気、立ちくらみ、体重・糖脂質、便秘、心電図・QT、併用薬を確認 |
| ラツーダ | ルラシドン塩酸塩 | 抑うつ症状を中心に検討。アカシジア、悪心、眠気、CYP3A4相互作用、食事条件 |
| ジプレキサ | オランザピン | 抑うつ、不眠、食欲低下等を含む病像に応じて検討。体重、食欲、血糖・脂質、眠気 |
| リーマス | 炭酸リチウム | 病相、再発歴、自殺リスク等を踏まえて検討。血中濃度、腎・甲状腺・Ca、脱水、相互作用 |
| ラミクタール | ラモトリギン | 抑うつエピソードの再発予防を見据えて検討。緩徐増量、発疹・発熱・粘膜眼症状、バルプロ酸との相互作用 |
| 主な商品名 | 成分名 | 位置づけ・主な注意 |
|---|---|---|
| ラミクタール | ラモトリギン | 双極症の再発・再燃抑制。緩徐増量、発疹・発熱・粘膜眼症状、バルプロ酸との相互作用 |
| エビリファイ持続性水懸筋注用 | アリピプラゾールLAI | 双極I型の躁病エピソードの再発・再燃抑制。内服で安定・忍容性確認後 |
| リーマス | 炭酸リチウム | 長期再発予防で重要。血中濃度、腎・甲状腺・Ca、脱水、相互作用を継続して確認 |
| デパケン等 | バルプロ酸ナトリウム | 再発極性、妊娠可能性、副作用を個別評価 |
| セロクエル錠・細粒 | クエチアピン | 躁・うつ双方の再発歴、睡眠、残遺症状等を踏まえて検討。眠気、起立性低血圧、体重・糖脂質、便秘、QT |
クエチアピンには剤形の異なる製品があります。セロクエル錠・細粒は即放性製剤、ビプレッソ徐放錠は徐放製剤です。同じクエチアピン成分でも、血中濃度の推移、服用時刻、1日の服用回数、食事との関係、用量設定が異なります。自己判断で置き換えたり用量を調整したりせず、お薬手帳では商品名、剤形、1日の服用回数まで確認します。
躁状態、うつ状態、維持期では治療の目的が異なります。現在の症状、これまでの効果と副作用、身体状態、妊娠可能性、併用薬を確認し、期待する利益と注意点を整理して選択します。商品名は代表例であり、ジェネリックを含め実際の処方は異なります。
本人と家族が早期サインに気づき、生活を守り、治療者へ共有する流れを示します。
睡眠時刻の変化
予定や出費の増加
焦りや活動低下
睡眠時間を確保する
大きな決定を保留する
仕事量と連絡を調整する
次回を待たず相談する
薬は自己調整しない
安全計画を見直す
波が戻ることは本人の失敗ではありません。小さな変化を共有し、重症化する前に計画を調整します。
症状が落ち着いた後も、再発予防と生活の回復を目的に維持療法を行います。急性期に効果があった薬、再発しやすい極性、過去の回数と重症度、副作用、妊娠希望、本人の価値観を合わせて個別に選びます。
安定化後の無作為化試験をまとめた研究では、1年間の再発は薬を継続した群42.2%、中止群65.7%でした。これは試験集団の平均で個人の予測ではありませんが、症状が消えた直後の自己中断が再発を増やし得ることを示します。
維持療法の計画では、本人に出やすい変化を具体的な言葉にします。睡眠が短くなる、連絡や買い物が増える、いら立ちが強まる、予定を詰め込むなど、過去の経過で先に現れた兆候を振り返り、どの段階で休養し、家族へ共有し、受診するかまで決めておきます。
① 早期兆候
睡眠短縮、連絡増加、いら立ち、買い物、外出増加等を2〜4個に絞る。
② 対応の段階
休養、刺激低減、家族への共有、早めの受診、薬の調整を段階化。
③ 生活リズム
起床時刻、食事、服薬、仕事・休日の差を大きくし過ぎない。
④ 定期検査
薬に応じて血中濃度、腎・甲状腺、肝機能、血球、糖脂質等を確認。
再発があっても、治療が無意味だったとは限りません。エピソードの強さ、長さ、入院、欠勤、家計・対人への影響が小さくなっているかも評価します。
双極症のうつ状態は、単極性うつ病と同じように見えることがありますが、治療選択は同じとは限りません。過去の躁・軽躁、混合性、抗うつ薬での変化、急速交代、家族歴を確認します。
| 双極症のうつ状態で検討される代表薬 | 成分名 | 診察で確認する主な点 |
|---|---|---|
| ビプレッソ徐放錠 | クエチアピン | 眠気、起立性低血圧、体重・糖脂質、便秘、心電図・QT、服用時刻と食事条件 |
| セロクエル錠・細粒 | クエチアピン | 抑うつ、不眠、焦燥、残遺症状等を見て検討。眠気、立ちくらみ、体重・糖脂質、便秘、QT、併用薬 |
| ラツーダ | ルラシドン塩酸塩 | アカシジア、悪心、眠気、CYP3A4相互作用、食事条件 |
| ジプレキサ | オランザピン | 体重増加、食欲、血糖・脂質、眠気 |
| リーマス | 炭酸リチウム | 病相、再発歴、自殺リスク等を踏まえて検討。血中濃度、腎・甲状腺・Ca、脱水、相互作用 |
| ラミクタール | ラモトリギン | 抑うつエピソードの再発予防を見据えて検討。緩徐増量、発疹・発熱・粘膜眼症状、相互作用 |
リチウム、ラモトリギン、クエチアピン等も、過去の病相、再発しやすい極性、混合性、躁転リスク、これまでの効果と副作用を踏まえて検討します。ラモトリギンは急性期に即効性を期待する薬ではなく、緩徐に増量し、特に抑うつエピソードの再発予防を見据えて使います。
特に双極I型では、躁転、混合性の悪化、急速交代化等を考え、抗うつ薬だけで治療することは避けます。一律に「絶対使えない」という意味ではなく、病型、過去の反応、併用薬を専門的に評価します。自己判断で急に中止・増減しないでください。
切迫した自殺リスク、精神病症状、昏迷、飲食不能、著しい消耗、迅速な反応が必要な状態では、入院やmECTを含む治療を検討します。
薬を始める前と継続中に、体重・BMI、血圧、血球、腎・肝機能、電解質、血糖・HbA1c、脂質、甲状腺、妊娠可能性、併用薬・物質を確認します。薬や症状に応じて心電図等を追加します。
■リチウム
12時間前後のトラフ血中濃度を用い、開始・増量後と維持期に確認します。国際タスクフォースは成人の維持療法で0.60〜0.80 mmol/Lを標準的な目安としていますが、治療期、年齢、腎機能、反応、副作用に応じて個別に設定します。脱水、発熱、下痢、食塩不足、NSAIDs、ACE阻害薬/ARB、利尿薬で中毒リスクが高まります。強い振戦、ふらつき、ろれつの回りにくさ、意識変化は早急に相談し、自己判断で用量を変えないでください。
■バルプロ酸
肝機能、血球、体重、振戦、眠気、必要時アンモニアを確認します。妊娠・妊娠希望では特に慎重な検討が必要です。
■カルバマゼピン
血球、肝機能、Na、皮疹、多数の薬物相互作用を確認します。
■ラモトリギン
厳格にゆっくり増量します。特に開始後8週を中心に、発疹に発熱、口・眼の粘膜症状、全身症状を伴う時は直ちに相談します。
■抗精神病薬
眠気、アカシジア、体重、血圧、血糖・HbA1c、脂質、錐体外路症状等を確認します。
薬の開始日・増量日・飲み忘れ・新しい症状の発生日を照合すると、病状の変化と副作用を整理しやすくなります。お薬手帳にないサプリメント、鎮痛薬、他院の薬もお伝えください。
妊娠前から精神科と産婦人科で、再発リスクと薬の胎児・新生児リスクを比較して計画します。2026年6月にリチウムの妊婦への絶対禁忌は削除されましたが、現在も「治療上やむを得ない場合を除き投与しない」扱いであり、安全になったという意味ではありません。バルプロ酸も妊娠中は原則として避ける方向で慎重に判断します。妊娠判明後も自己判断で全薬を中止せず、速やかに相談してください。
産後は再発に特に注意が必要です。37報・5,700出産をまとめたメタ解析では、産後再発は全体で35%でした。双極症では、妊娠中に予防薬を使用しなかった群で66%、使用した群で23%でした。これは集団の平均で個人の予測値ではなく、薬には胎児・新生児へのリスクもあるため、数字だけで継続・中止を決めず、妊娠前から個別の計画を立てます。
本人の意思を中心に、観察、生活支援、医学的判断の役割を分けます。
体調記録、希望、困っていることを共有し、大きな決定は状態を確認して行います。
普段との差を穏やかに伝え、睡眠と安全を支え、対立より早期相談につなげます。
病期と安全性を評価し、薬、心理教育、生活・就労調整を個別に組み立てます。
家族が治療を代行するのではありません。本人の同意とプライバシーを確認し、必要な範囲で連携します。
薬物療法に心理社会的治療を組み合わせることで、再発予防、服薬継続、生活機能の回復を支えます。研究のネットワークメタ解析では、薬物療法に心理社会的介入を加えることで1年以内の再発オッズが約44%低下しましたが、個人の効果は治療内容と参加状況により異なります。
■構造化心理教育
病気の仕組み、薬、早期兆候、再発時の対応、物質・睡眠の影響を本人と家族が学びます。
■双極症向けCBT
気分と行動の関連、非現実的な計画、うつ時の回避、服薬や生活上の問題を具体化します。
■家族焦点化療法・家族介入
批判や責任追及を減らし、コミュニケーション、問題解決、危機計画を整えます。
■対人関係・社会リズム療法
起床、食事、仕事、人との接触、就寝のリズムと、役割変化・喪失等を扱います。
徹夜、交代勤務、時差、夜間のSNS、過剰なカフェイン、飲酒は睡眠と病状へ影響します。完全に一定にするのではなく、起床時刻と朝の光、食事・服薬の時刻、休日との差から無理なく整えます。
rTMS、高照度光療法、運動療法は研究されていますが、日本うつ病学会2023年ガイドラインでは双極性うつ病の確立した標準治療としては位置づけていません。光療法等を行う場合も躁転に注意し、自己流で開始しません。
躁病・軽躁病では判断が速くなり、自信が強まるため、本人には制限が不当と感じられることがあります。平常時に本人の意思を確認し、再発時だけ使う安全策を決めておくと対立を減らせます。
職場へ病名を必ず開示する必要はありません。診断書や意見書では、病名の説明より、勤務時間、残業・夜勤、運転・危険作業、意思決定、通院時間等の医学的配慮を具体化することがあります。
誰が連絡するか、何日眠れなければ受診するか、どの支出を保留するか、本人が判断できない時にどこへ相談するかを文書にします。本人の尊厳と権利を守りながら、身体・経済・社会的な損失を防ぐための計画です。
次の状態では、通常の予約を待たず、救急医療機関、精神科救急、119番等を利用してください。本人が受診を拒む場合も、家族だけで説得を続けず相談します。
■自殺・他害の危険
具体的な計画・手段、衝動性、強い絶望感、攻撃性がある。
■精神病症状・判断不能
妄想、幻覚、極端な万能感、現実的な説明を受け入れられない。
■睡眠・飲食が保てない
数日ほぼ眠らない、食事・水分を取れない、脱水・消耗が強い。
■危険行動を止められない
暴力、危険運転、浪費・借入、高額契約、性的な危険、失踪等が続く。
■支援が維持できない
一人暮らし、家族が疲弊、見守り不能、外来の約束を守れない。
入院は罰ではなく、刺激を減らし、睡眠・飲食・薬を整え、重大な損失を防ぐ治療環境です。本人の同意による入院を基本に検討しつつ、精神保健福祉法上の要件を満たす場合は別の入院形態が検討されることがあります。
切迫した自殺リスク、精神病症状、昏迷、著しい消耗、薬物療法が難しい重症状態、迅速な改善が必要な場合等に、麻酔下で行うmECTを検討します。適応、身体評価、麻酔リスク、期待できる効果と副作用を説明して判断します。
危険を確認し、外来以外の相談先へつなぎ、安全な治療環境を選ぶ流れです。
自殺・他害
判断不能・危険行動
睡眠・飲食
見守りが保てるか
救急・精神科救急
必要時は入院を検討
通常の予約を待てない状態では、家族だけで説得を続けず救急医療機関等へ相談します。
それだけではありません。何日も続く普段からの変化、活動性・エネルギー、睡眠欲求、生活への影響、前後のうつ状態を長期的に確認します。ストレス反応、睡眠不足、発達特性、不安、身体疾患等でも気分は変化します。
双極症はうつ状態から始まることがあり、軽躁病の時期は「好調」と感じて受診につながらないため、最初はうつ病として治療されることがあります。後から得られた経過に合わせて診断を更新することは、必ずしも過去の診療が誤りだったという意味ではありません。
躁病ほどの著しい機能障害や入院の必要性はありませんが、浪費、過剰な仕事、対人衝突、危険な判断、その後のうつにつながることがあります。本人には調子がよい時期に見えるため、周囲の情報と結果を含めて評価します。
不眠は眠りたいのに眠れず、翌日に疲労や眠気が出ます。躁・軽躁で典型的な睡眠欲求低下は、短時間睡眠でも疲れず、眠る必要を感じず活動が続きます。ただし両者が混在することもあるため、睡眠時間だけで自己診断しません。
ADHDは幼少期から持続し複数場面にみられる特徴が中心で、双極症は普段から明らかに変わるエピソード性が中心です。ただし両方が併存することもあります。発達歴、学校資料、家族情報、睡眠・気分の時系列を合わせて確認します。
双極症を確定する検査はありません。診断は面接と長期経過を中心に行います。一方、甲状腺等の身体疾患を調べ、薬を安全に使用するために採血、心電図等が重要です。
一律に禁止ではありませんが、特に双極I型の抗うつ薬単剤は避けます。混合性、過去の躁転、急速交代型ではより慎重です。現在服用中の場合も自己中止せず、気分安定薬等との関係を主治医と見直します。
再発回数、重症度、入院歴、自殺リスク、生活上の損失、薬の効果と副作用、希望により期間は個別に決めます。安定しても急な中断は再発につながるため、減量・変更は段階的に相談します。
可能です。妊娠前から精神科・産婦人科で、薬のリスクだけでなく、自己中断による妊娠中・産後の再発リスクも比較します。妊娠が分かっても自己判断で薬を中止せず、早めにご相談ください。
責めたり監視したりするのではなく、睡眠短縮、活動増加、浪費、怒り等の早期兆候を事実として共有し、受診の基準を本人と決めます。家族の休息と相談先も治療計画に含めます。
病期と仕事内容によります。安定期は通常勤務できる方も多い一方、躁・うつの急性期は、夜勤、残業、運転、危険作業、金銭・契約の権限等を一時的に調整することがあります。必要に応じて診断書や産業医面談を検討します。
自殺・他害の危険、幻覚・妄想、数日ほぼ眠れない、飲食不能、危険運転・浪費等を止められない、安全を守る支援がない場合は、次回予約を待たず救急評価を受けてください。入院は安全に睡眠・飲食・治療を立て直す選択肢です。
本記事は、日本うつ病学会「双極性障害(双極症)2023」、患者向け資料、厚生労働省、WHO、NICE、CANMAT/ISBD、PMDA等を参照し、患者さん向けに整理しています。安全性情報、電子添文、妊娠時の注意は更新されるため、診察時に最新情報を確認します。
最終確認日:2026年7月29日