休日に起こる“時差”
平日は早起き、休日は昼まで…という差が大きいと、体内時計が週末に別の時間帯へ引っぱられます。すると月曜は、体は布団にいても脳が「まだ夜中」と感じやすく、だるさ・集中力低下・頭痛・胃腸の不調などが出やすくなります。とくに起床時刻が数時間ずれると、出勤・登校の負荷が一気に上がります。
睡眠時間だけでなく「規則性」も重要
睡眠の長さに加えて、就寝・起床時刻のばらつき(睡眠の規則性)がメンタルヘルスと関係することが報告されています。生活リズムが乱れると自律神経の切り替えが遅れ、ストレス耐性が落ち、不安や抑うつが長引く一因になることがあります。さらに、週末に長く寝ても“平日の睡眠不足”が帳消しになるとは限らず、むしろリズムの乱れが残ってしまうケースもあります。
整えるときの考え方
鍵は「休日も起床時刻の差を小さくする」こと。どうしても眠い場合は、朝遅くまで寝る代わりに昼の短い仮眠で補う方が、夜の眠り(睡眠の質)を守りやすいと言われます。朝の光を浴び、軽い散歩や家事などの活動を入れると体内時計が戻りやすく、不眠の悪循環を断ち切りやすくなります。
つらさが続くときは相談を
不眠、日中の眠気、動悸や不安が続くときは、背景にストレス、うつ、不安障害、睡眠障害などが隠れていることもあります。日吉心のクリニックは日吉駅徒歩1分の精神科・心療内科です。WEB予約も可能ですので、生活習慣の見直しやカウンセリングを含め、お気軽にご相談ください。