忙しい時ほど、休むことに罪悪感が出て「あと少しだけ」と走り続けがちです。けれど脳と体は、長時間の連続稼働よりも、短い回復を挟むほうがパフォーマンスを保ちやすいとされています。休息は長い睡眠だけではなく、日中の回復の積み重ねでも起こります。
マイクロ休息とは何か
数十秒〜数分の小休止で、視線・姿勢・呼吸のリズムをいったん切り替える時間を指します。交感神経の高ぶりがゆるみ、注意の偏りがほどけやすくなるため、疲労感やイライラの連鎖を断ち切る入口になります。休憩が短くても「切り替えが起きた」と感じられると、次の行動に戻りやすくなります。
「休めない」時に起きること
休みなく作業を続けると、脳は刺激に慣れて集中が落ち、判断が粗くなりやすいと言われます。さらに肩こりや眼精疲労が増えると、体の不快感が気分の落ち込みを強めることもあります。ここで「自分がだめだ」と結論づけるより、負荷の連続が続いているサインと捉えるほうが整理しやすくなります。
休息を“行動”として捉える
休息は「気合いが切れたら取るもの」ではなく、予定の一部として扱うと続きやすくなります。例えば、立って肩を回す、遠くを見る、温かい飲み物を一口飲む、静かな場所で1分だけ目を閉じる――こうした小さな切り替えでも回復の感覚が生まれます。画面から少し目を離すだけでも、情報刺激が減って頭の渋滞がほどけることがあります。
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