心のクリニック 医療コラム
2026年1月4日
■気分の波と「血糖の乱高下」—食事とメンタルの意外な関係

同じ出来事でも、ある日は平気なのに、別の日は不安が強かったりイライラしたりする。こうした「気分の波」は性格だけでなく、体の状態にも左右されます。とくに見落とされやすいのが、いわゆる血糖スパイクを含む血糖値の上がり下がりで、自律神経や睡眠の質とも関係します。

血糖が揺れると、心も揺れやすい
血糖が急に上がって急に下がると、だるさ・集中低下・頭がぼんやりする感じが出やすくなります。体は不足を補おうとして交感神経を働かせるため、動悸や手のふるえ、落ち着かなさが「不安発作」のように見えることもあります。結果として、ストレス耐性が下がり、些細な刺激で気分が崩れやすくなります。

乱高下を招きやすい生活の形
欠食、甘い飲料や菓子パン中心の食事、夜遅い食事、空腹のまま一気に食べる習慣は、血糖の振れ幅を大きくしがちです。睡眠不足が続くと食欲調整が乱れやすく、炭水化物に偏りやすいことで悪循環が起こります。仕事中の強い空腹に続く間食も、気分の波を増幅させる一因になります。

「こころの症状」と切り分ける視点
気分の落ち込みや不安が続くとき、食事のタイミングや内容と症状の関係を整理すると手がかりになります。一方で、うつ病・不安症、貧血や甲状腺などの身体要因、服薬の影響が隠れることもあるため、自己判断で決めつけないことが大切です。

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