日照の減少と体内時計
冬は日照時間が短く、朝の光が弱くなります。光は体内時計を整える大きな手がかりで、リズムが後ろにずれると、起床がつらい・日中に眠い・集中が続かないといった形で現れやすくなります。睡眠の質が下がると、不安やイライラも増幅しがちです。
気分は「環境」に影響を受ける
気分は、睡眠、活動量、食欲、対人ストレスなど複数の要因で保たれています。冬は外出や運動量が減り、在宅時間が増えることで刺激が少なくなりやすい季節です。人と会う機会が減る、予定が少ない、家でスマホを見る時間が増える――こうした変化が重なると、考え込み(反すう)に入りやすい環境になります。すると「何もできない」「先が不安」といった思考が強まり、うつ症状のような心身の重さにつながることがあります。
「季節性」の波がある不調
毎年この時期に落ち込みや過眠が目立ち、春先に軽くなる場合、季節性のパターンが関わっていることがあります。大切なのは、気合や根性の問題にせず、睡眠・生活習慣・ストレス要因を整理して全体像を見ることです。
受診の目安
落ち込みが2週間以上続く、朝が特につらい、眠りや食欲の変化が目立つ、仕事や家事に支障が出る場合は、心療内科・精神科で相談する価値があります。季節要因が絡む不調は、背景を言語化するだけでも見通しが立ちやすくなります。