心のクリニック 医療コラム
2022年10月26日
『適応障害』と『うつ病』とは違うんですか?

『うつ病』という病気は何かしらのストレスに反応して発症する」とイメージしている人が多いと思います。

しかしながら、典型的なうつ病の場合、発症の原因は明らかでない場合が多いのです。

そもそも『うつ病』とは「ストレスに対する反応ではなく、自発的に『抑うつ状態』になってしまう脳の病気」とされています。

一方で、「ストレスに対する反応としての『抑うつ状態』」については『適応障害』と定義されます。

例えば「転職・異動してから鬱になった。」等の言葉がよく使用されますが、これは『うつ病』ではなく『適応障害』に該当するわけです。

 

『うつ病』『適応障害』について簡単に纏めてみます。

 

◆『うつ病』

・発症のトリガーが無い

・慢性的なストレスが続いた後に発症する事がある。ストレスから離れても直ぐに改善しない。

・『抑うつ状態』が始まると、楽しい事を楽しいと感じられない。

 

◆『適応障害』

・発症のトリガーが有る

・ストレスに対して直ぐに発症して、ストレスから離れると直ぐに改善する。

・『抑うつ状態』が始まると、楽しい事を楽しいと感じられる。

 

なんとなく違いはわかりましたでしょうか。『うつ病』と『適応障害』について、混同されている方が多いので記載致しました。

では、それぞれ『うつ病』と『適応障害』について、別のページで解説いたします。

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