仕事や家事の合間のコーヒーは便利ですが、夜になっても体が休息モードに切り替わりにくいことがあります。日吉周辺の心療内科・精神科(メンタルクリニック)でも、不眠や不安、抑うつ気分の背景に「午後のカフェイン習慣」が関係する例は少なくありません。
カフェインは想像以上に体に残る
血中半減期は個人差がありますが、おおむね数時間単位で残ります。夕方の一杯が、就寝時にも“まだ効いている”状態を作りやすいのがポイントです。
コーヒーだけでなく、緑茶・紅茶、コーラ、チョコレート、栄養ドリンク、かぜ薬などにも含まれます。代謝速度や体格、ストレス量で効き方が変わるため、「少量でも眠れない」「動悸が出やすい」人は特に要注意です。
眠りが浅いと、翌日の気分も揺れやすい
寝つきが悪い、途中で目が覚める、浅い眠りが続くと、集中力低下やイライラが起こりやすく、ストレス耐性も下がりがちです。「不安が強い→眠れない→さらに不安」の悪循環になりやすい点も見逃せません。
まずは“時間”をずらすのが現実的
完全にやめるより、摂る時刻を前倒しするほうが続きます。目安として、就寝の6〜8時間前以降はカフェイン飲料を控え、必要な日は量を減らす、薄める、ノンカフェインに置き換えるなどが現実的です。
眠れない日が続く、気分の落ち込みや不安が強い、仕事に支障が出る場合は、自己判断で抱え込まずにご相談ください。