仕事や家事が終わったあと、ソファでスマホを眺めていると「休めたはずなのに、頭が疲れている」と感じることがあります。これは意思の弱さではなく、スマホが“休息のモード”に入りにくい刺激を重ねやすいからです。日吉周辺で心療内科・精神科を受診される方からも、集中力低下や不眠、不安とセットで相談されることがあります。
光と体内時計――夜ほど影響が出やすい
人の体は夜に向けて休息モードへ切り替わりますが、明るい光、特に青色光成分の多い画面は、その切り替えを遅らせることがあります。すると「眠いのに目が冴える」「寝床に入っても寝つけない」が起こりやすくなります。
通知と情報量――注意が引き戻される
通知が来るたびに注意が割り込まれると、脳は小さな“やり直し”を繰り返します。短時間でも切り替えが多いほど、疲労感や焦りが残りやすく、夜に考えが巡るきっかけにもなります。
休息に近いスマホの使い方
完全にやめるより、「刺激を減らす設計」にすると続きやすくなります。画面の明るさを落とす、就寝前は通知をまとめる、見る内容を受け身のものに寄せる、気になる用件はメモに出して頭の中を空ける――こうした小さな調整で、休んだ感が戻ることがあります。