心のクリニック 医療コラム
『睡眠について』の記事一覧
2025年9月11日
朝の20分散歩で睡眠と心がよみがえる
 最近「朝散歩」が心身のリズムを整えると注目されています。早朝に屋外で太陽光を浴びながら20分程度歩くだけで、体内時計をリセットする「同調シグナル」が脳の視交叉上核に届き、夜間のメラトニン分泌がスムーズになります。その結...
2025年9月11日
睡眠が未来の脳を守る——週3回以上の不眠が招くリスク
「最近なかなか眠れない…」——そんな夜が週に3回以上続く人は要注意です。米メイヨー・クリニックの最新追跡調査では、70歳前後の成人2,700名を5年間観察した結果、慢性的な不眠症を抱える群は、軽度認知障害や認知症を発症す...
2025年9月11日
睡眠負債18兆円時代——“社会的時差ぼけ”を減らす3つの習慣
OECDの推計によると、2025年の日本が抱える「睡眠負債」による経済損失は18兆円——運動不足による損失の約10倍にあたる数字です。寝不足のまま出勤した社員一人あたりの生産性低下は年32万円超。企業の働き方改革が進む今...
2025年9月11日
ぐっすり眠れる脳のための『90分前ルール』
「布団に入ってからスマホを眺めているうちに夜更かししてしまう」――そんな生活を続けていると、脳は“眠る時間”を見失い、翌朝の集中力や感情コントロールが低下します。質の高い睡眠を取り戻す鍵は、就寝90分前に体温と光環境を同...
2025年7月27日
寝付けない③ 筋弛緩法(ジェイコブソン法)
筋弛緩法は、からだの筋肉に短く力を入れ、その後ゆっくり力を抜くことを繰り返して、緊張を下げるリラクゼーション法です。からだの緊張がほどけると、心の高ぶりも落ち着きやすくなり、寝つきや途中覚醒後の再入眠を助けます。 ■基本...
2025年7月27日
寝付けない② 15秒‐深呼吸法
眠りには「リラックスのスイッチ」を入れることが欠かせません。緊張や不安で体と心が高ぶっていると、寝つきは遅くなります。15秒‐深呼吸法は、ゆっくり長めの呼吸で自律神経の興奮をしずめ、入眠を助ける方法です。 ■まず知ってお...
2025年7月27日
寝付けない① 認知シャッフル睡眠法
認知シャッフル睡眠法は、脈絡のない言葉やイメージを意図的に思い浮かべ、論理的な思考をゆるめて入眠を促す方法です。頭の中で会議や反省会が始まると、脳は「まだ活動中」と判断して眠りの準備に入りにくくなります。あえて関連性のな...
2025年7月27日
布団で20分以上過ごさない
布団に入ってからしばらく経っても眠れない、あるいは夜中に目が覚めて再入眠できないときは、思い切っていったん布団を離れましょう。眠れないまま布団の中で過ごす習慣が続くと、「布団=眠れない場所」という学習(条件づけ)が起き、...
2025年7月27日
入眠の儀式を行う
眠る前に、毎晩ほぼ同じ順番で行う短い習慣を用意すると、寝つきが安定しやすくなります。脳は繰り返される行動を「そろそろ眠る合図」と学習し、緊張が和らぎ、入眠までの時間が短くなることが期待できます。ポイントは、神経を刺激しな...
2025年7月27日
快適な睡眠環境を整える
寝室の環境は、寝つきと途中覚醒、目覚めの質に大きく影響します。基本は「暗い・静か・やや涼しい」。照明や電子機器の光はメラトニン分泌を抑え、寝つきを遅らせます。まずは寝室の光・音・温湿度・寝具を見直しましょう。 1) 光の...