心のクリニック 医療コラム
『休職について』の記事一覧
2025年9月23日
心が折れそうなときの“戻る力”
負荷が続くと心は危険信号を出します。いったん止まる決断は敗北ではなく、将来の働き方を守る戦略です。休職から復職までには流れがあり、主治医・産業医・職場が役割を分担して伴走するほど、再発リスクを下げやすくなります。 第一歩...
2025年9月21日
復職準備は「段階設計」でうまくいく——5つの流れを自分事に
休職からの再スタートは、意志の強さよりも設計の巧さが結果を左右します。基本は①休業中のケア、②主治医の就労可否判断、③職場での復職可否の検討と支援プラン作成、④リハビリ出勤を含む最終決定、⑤復職後フォローの5段階。ここに...
2025年9月20日
「適応障害かも?」と思ったら——見極めと動き方のミニガイド
最近、特定の出来事や人間関係を考えると胸がざわつき、仕事や家事の能率が落ちる。休日は平気なのに、出勤前だけ動悸や吐き気が強まる——こうした“ストレス源に結びついた不調”が数週間続くときは、早めの対応が肝心です。目安は二つ...
2025年9月18日
休職と復職を進めるための「5つの段取り」
体調が崩れたとき、勢いで動くほどこじれがちです。道筋を先に決めましょう。基本は①休業の宣言と連絡体制の一本化②治療と生活リズムの立て直し③就労可能性の評価④職場復帰プランの設計と試し出勤(リワーク等)⑤本復帰後のフォロー...
2025年9月16日
“壊れそう”の前に——適応障害のサインと最初の一歩
仕事や生活の大きな変化に押し潰されそうなとき、ただの疲れでは片づけられない状態があります。たとえば配置転換・人間関係の変化・業務量の急増・家族の介護や別離などの出来事をきっかけに、出来事のことばかり考えて頭が離れない、眠...
2025年9月14日
再発を防ぐ復職ロードマップ
復職は「時間×負荷×環境」を段階的に調整するプロジェクトです。段階化の効果は実証があり、ある企業の新プログラムでは、復職後1年の出社継続率が54.2%→91.6%へ改善。定期面談、6か月の段階復帰、生活記録に基づく判定の...
2025年9月14日
無理なく戻るための復職プラン
復職は“合意形成のプロジェクト”。主治医・産業医・人事・上司と「何を・どの順で・どの負荷で」行うかを共有します。基本は短時間勤務から始め、勤務日数→時間→業務量の順に調整。最初の1~2週間は単純タスク中心、会議は聴講のみ...
2025年9月14日
休職中の過ごし方ロードマップ
休職は“何もしない期間”ではありません。回復は①急性期、②回復期、③復職準備期の三段階で考えると迷いが減ります。 急性期(~数週間)は刺激を減らし、睡眠と安全の確保を最優先。スマホ通知は厳選し、ニュースの見過ぎを避け、入...
2025年9月14日
職場に伝える前に整える「休職の初動」
体調が限界に近づいたら、まず確認したいのは(1)医療、(2)手続き、(3)生活の三本柱です。医療では早めの受診と、必要に応じた診断書の準備。手続きでは就業規則と休職規定、社会保険の給付や社内の相談窓口を把握し、産業医や人...